カプコン稲船氏「ゲーム業界をブラックジャックに例えると、日本メーカーの多くは16でステイしまう」 | 滅多斬り!ゲーム徒然【語る狛犬】

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国内外を問わず良作を追い求める社会人ゲーマーの視点から繰り広げる、主張の偏ったゲーム批評。

昨日読んだファミ通は見所が多かった!
 
クロスレビューでは「BFBC2」、「龍が如く4」、「GOWコレクション」、「DARKSIDERS」の良作ラッシュ。
龍4はもう1週間を切って、居ても立ってもいられないよ!
 
 
FFXIVのクラス詳報。
個性豊かなクラスと種族の画像が公開されており、なかなか面白そう。
 
 
3/16配信のWiiウェア「ゾンビインワンダーランド」の詳報。
白雪姫、もろタイプなのでDL決定! 勝気そうな表情とこぼれそうな胸、たまらんね!
 
 
海外ゲームをグラスホッパー須田氏らが語るコーナーでは、オープンワールドの話でNMHもオープンワールドだった話、NMH2でオープンワールドの概念をカットした話も。
そりゃそうだろ、NMHの街は同人ソフトかと思ったくらいだもん。
俺の中で須田氏の評価がすこぶる低いのは、あのゲームがあまりにも退屈すぎるくせにクールな「雰囲気詐欺」で「個性的な良作」と錯覚させてしまうゲームだと感じたからだ。
 
 
次長課長・井上さんは例のPS3うるう年バグに遭い、PS3が壊れたと勘違いしてもう1台買ってしまったらしい。
嗚呼、井上さん…ネット見ようよ。
 
 
で、俺が一番好きな編集長とクリエイターの対談コーナー。
カプンコの稲船さんが、ゲーム業界をブラックジャックに例えた話をした。
2枚以上のトランプの数字を足した合計が21により近いほうが勝ちとなるあれだ。
 
文章をそのまま掲載するのはアレなので箇条書きに要約。
 
・現状の海外作品は19や20のカードに等しい。
・日本のメーカーはそれでも16か17でステイしてしまう。中には12でシレっと出す者も。
・相手が高く、それならもう1枚引くでしょ!という部分で勝負を避ける。
・16でステイすると、続編を出しても16でステイしたなりの商圏しか持てないので結果的に末が萎んでくる。
・「コールオブデューティ」はFPS業界における19か20だったが、なんとそれでももう1枚引き「モダン・ウォフェア」という変革をもたらし、世界中で大ヒットを記録した。
・言うだけで稲船引かないじゃんと言われないよう、自分は引き続ける。自分の会社を世界一にしたい。
 
というような内容ですた。
16や17がどういう作品を指すのか想像するしかないけれど、俺自身も常日頃、日本のメーカーは「やってやれないことはない」レベルの挑戦を避けて、安全圏にウケるモノ作りばかりしてると思ってる。
その中で、世界を相手に奮闘するメーカーはつい応援してしまいます。
 
「デッドライジング2」、一応期待しておきますぜ。
前作「デッドライジング」も廉価版が発売された。スルーしてたけど、やってみようかな。