セラピューティック | 鎌倉のジャイロトニックトレーナー たなかしんいちのブログだZ

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鎌倉でジャイロトニック、ジャイロキネシス認定トレーナー、時にたな社長、はたまたたな画伯として活動する、たなかしんいちのブログ。からだのこと、鎌倉のこと、ももクロのこと、モノノフなこと、おもしろいなぁと思うことなんかを書いていきますよ。おヒマな時にどうぞ。

こんにちは、髪を切ったらすこぶる評判がよい、たなです。

ミステリアスボーイになりたくて伸ばしていた髪の毛は
どうやらずっとちょっと変な髪型として皆さんに認識されていた模様。
もっと自分を客観視できるようにならないといけませぬ。

さて少し前のお話になりますが昨年11月末から12月頭にかけて
ジャイロトニックのセラピューティックのコースを受けました。

日々ジャイロトニックやジャイロキネシスのセッションをしていると
通常のエクササイズを行っていただくのが困難な
痛みや故障、からだの問題を抱えた方がいらっしゃることがあります。


「痛い動きは無理しないでくださいね。」
グループだとこれも仕方ないかもしれませんが
プライベートでこの言葉を発してしまうのは
自分のトレーナーとしての技量では解決できませんと
白旗を揚げて降参したのと同じことです。

こういった状況でどんなエクササイズを提供すれば
その症状が改善されていくのか、
僕らが提供しているのは医療ではないけれども
改善されていく可能性を提示することができなくて、
トレーニングにきていただくには
あまりに料金をいただきすぎだと僕は思います。

しかし難しい解剖学などの専門的な知識だけを学ぶことではなく
あくまでプロのジャイロトニックトレーナーとして
動きを提供したい、と日々葛藤していたところ
理学療法士でもあるマスタートレーナーのuweが開催する
ジャイロトニックセラピューティックコースが日本であると
の情報が入ってきました。

セラピューティックのコースは
ジャイロトニックの認定トレーナーのみが受けられる一歩踏み込んだコースで
解剖学の知識も学びつつ
身体の問題をかかえている方を一般的なジャイロトニック、
ジャイロキネシスのエクササイズのレベルにもっていくまでのステップとなる
エクササイズを学んでいくためのコースでした。


今回「Scoliosis(側湾症)」と「Shoulder Girdle(上肢帯) 」というふたつのコースを受講。
どちらも私が抱えるクライアントのお悩みをばしっと解決するとてもすばらしい内容でした。

ものすごく専門的なことをやっているわけではないのです。
基本的なからだのしくみをしっかりと押さえた上で
ターゲットとなる部位に特化した、効果的なエクササイズを行っていくのです。

ちょっと小難しい書き方になりましたが
あくまでやっていることはジャイロトニックなんですよね。
問題をしっかりと改善することができるより繊細で質の高い動きの提供。
受け終わった後「足りなかったのはこれだー!」と大満足いたしました。

ジャイロトニックでもこういう
アプローチができるんだということを伝えなきゃ!と
日々のクライアントさまとのセッションの中ではもちろん
トレーナー仲間にもよかった、よいと伝えまわっていたところ

以前参加させてもらったTrainers' Labさんの
ジャイロキネシス勉強会でぜひそれをトレーナーにシェアしていただけますか?
とうれしいご依頼をいただきました。

インプットしてきたことはアウトプットして初めて完成しますが
相手がトレーナーさんとなるとそれは結構な冒険チャレンジ。
でもタイミングよくパーソナルビジネス・アカデミーを通じて
プレゼンテーションの経験も積ませていただいていたので
今回は「もじもじ…」より先に「やりましょう!」が先にきました。


約1時間お時間をいただいて
「Shoulder Girdle(上肢帯) 」のコースで学んだ
イスのエクササイズを2パターンご紹介させていただきました。

まず「首」。
脳からの指令の一番最初の通り道。
ここは一番最初のダムみたいなもので
首が上手く機能していないと
その先にエネルギーが流れていかない一番大切な部分。

そこのエクササイズがとってもおもしろいのですが
「舌」を動かすんです。はい「tongue」です。タン。

女性の得意なおしゃべりじゃないですよ!

べろーっとアインシュタインみたいにしたり
あめだま転がすみたいに動かしたりw

トレーナーの皆さんと大勢でやっていると
完全に変な集団で滑稽なんですけど
ウエイトトレーニングばりばりしているむきむきまっちょまんも
体力に自信のない入れ歯のおじいちゃんも
同~じ条件でエクササイズできるところが肝。

動かしていくとふだん意外と舌を使えてないんだなと
キスの下手さを嘆きたくなります。
(する機会もないんですがw)

が、動かした後の首の感覚の変化おもしろいです。
ちゅうもきっと上手になります。

あ、ちゅうで一つ小話を思い出したんですが
今はやめときます。興味あれば直接聞いてくださいませ。


そしてその後はくびから腕を通って
末端の指までのアクセスにアプローチさせていただきました。

呪文を唱えるときのように指を2本ずつ順番にプッシュして
他の指は全部曲げるという指祭り、初見でやるとパニックですw
下のお写真は一番大変な薬指がからんできたところ。
$楕円球の転がる先へ

一本一本の指まで細かく意識して動かすことが
首や肩周りの動きをよくしていく不思議。

からだってつながっているんだな~ということを
トレーナー自身が知っておくことがエクササイズの自信になります。
親父ギャグのようですが大まじめです。

ジャイロキネシスやジャイロトニックって
ダンサーとか動ける人のためのエクササイズと思われがちですが
実際はそうではなくて、
体力や関節の可動域に関係なく
イスにすわれればできるので
本当にマッスルからおばあちゃままでみんなのジャイロキネシスなんです。
舌の動きなんかは寝たままでもできます!


そしてトレーナーの皆さんとやっても思ったのですが
地味な動きなんですけれども結構楽しいです。


大切なのは大きく動くことではなくて
小さな動きでも小さな変化を感じていただけること。

ミクロからのアプローチをセラピューティックでは学べますよ。
たなか超おすすめです。

Trainers' Labの参加は2回目でしたが
ジャイロキネシスの練習、情報交換はもちろんなのですが
練習会の後みんなでランチをしたりと
期の違う仲間がジャイロキネシス通じて仲良くなれて
学校みたいなすてきな雰囲気ですよ。

次回は3月20日だそうです。
ジャイロキネシストレーナーの皆さん、ぜひ。

Trainers' Labブログ
http://ameblo.jp/foreveryone-foroneself/


 たな