一日一噺4/1ぞろぞろ四谷左門町のお岩稲荷のそばの道は悪くし少しの雨でもぬかるみます。そんな道沿いの茶店の老夫婦は売れ残っている草鞋が売れますようにとお稲荷様に日参します。そんなある日に急な雨!飛び込んできた旅人が天井からぶら下がっている草鞋。買って行ってくれます。次から次に旅人が買いにきます。そんな商売繁殖を見ていたお向こうのとこやさんもお稲荷様に手を合わせて帰ってくると店の前にお客様が行列しています。そこは床屋さんです。お客様の髭を剃ったあとからあとから髭が ぞろぞろ!