喫茶おじさん 原田ひ香 

2023年10月17日 初版第1刷発行

2023年12月18日   第4刷発行

「WEBきらら」2022年3月号~2023年2月号

エピローグ書き下ろし

 

作品紹介・あらすじ

人生もコーヒーも、苦いけれどうまい。

松尾純一郎、バツイチ、57歳。大手ゼネコンを早期退職し、現在無職。妻子はあるが、大学二年生の娘・亜里砂が暮らすアパートへ妻の亜希子が移り住んで約半年、現在は別居中だ。再就職のあてはないし、これといった趣味もない。ふらりと入った喫茶店で、コーヒーとタマゴサンドを味わい、せっかくだからもう一軒と歩きながら思いついた。趣味は「喫茶店、それも純喫茶巡り」にしよう。東銀座、新橋、学芸大学、アメ横、渋谷、池袋、京都──「おいしいなあ」「この味、この味」コーヒーとその店の看板の味を楽しみながら各地を巡る純一郎だが、苦い過去を抱えていた。妻の反対を押し切り、退職金を使って中目黒で始めた喫茶店を半年で潰していたのだ。仕事、老後、家族関係……。たくさんの問題を抱えながら、今日も純一郎は純喫茶を訪ねる。
『三千円の使いかた』で大ブレイクの著者が描く、グルメ×老後×働き方!

 

ちょっとおっとりした人の良いおじさんが、早期退職して喫茶店を始めるが半年で失敗、それから喫茶店巡りをしながら人生をどう生きるかの迷走。

 

妻と離婚に至るまでの財産分与がえげつない。

貪欲なのは結局女の方なのか。

最後の娘の采配がちょっとだけ救い。

でも、残りの人生、自由が一番、離婚上等!

 

人生の時間をつぶす、というのも

喫茶店の大切な役割だ  フムフム

 

クローバーチューリップクローバーチューリップクローバーチューリップクローバーチューリップクローバー

~備忘録&機会があったら行ってみよう~

一月 正午の東銀座

名前だけ出てきた 樹の花,YOU,みゆき館、思い出の店ばかり。

アメリカン (2009年10月にビーフシチューセット)

タマゴサンドは食べたことがあるが昔過ぎて写真が残っていなかった。


カフェーパウリスタ2016年7月)

森の珈琲(左) パウリスタ珈琲(右)

こちらもキッシュをランチで食べたことがあるが写真が残っていない。

二月 午後二時の新橋

喫茶フジ,カトレア(ニュー新橋ビルでクリームソーダ) 

三月 午後三時の学芸大学

平均律(フレンチトースト) 

マッターホーン2010年5月)

2011年10月 マロンロール

2018年3月

四月 午後五時の東京駅

イノダコーヒ大丸8F(ビーフカツサンド)

トラヤ トウキョウ2022年9月)

五月 朝十時のアメ横

喫茶王城,ダンケ珈琲店(バターブレンドコーヒー,レアチーズケーキ)

六月 正午の渋谷

茶亭 羽當(チャテイハトウ) 昔、ママ友と入ったことがある。

トップス(渋谷西武5F)

七月 夕方の谷中

イングリッシュティーハウス ペコ

カヤバ珈琲(2021年3月)

たまごサンドと谷中ジンジャー

八月 午後一時の新橋 新橋駅前ビル1号館

カフェテラスポンヌフ(ポンヌフバーグセット)

パーラーキムラヤ(プリンアラモード)

九月 日曜日の朝の赤羽

純喫茶デア,梅の木,プチモンド(フルーツサンド)

十月 夜十時の池袋

珈琲専門館 伯爵

池袋店ではなく巣鴨店にて (2021年4月)

(2021年12月)

珈琲貴族 エジンバラ(新宿3丁目)

(2022年6月)

十一月 朝の京都

築地(ウインナー珈琲),喫茶マドラグ(たまごサンド)

イノダコーヒ(2017年4月清水支店)

十二月 午前十時の淡路町

珈琲ショパン(アンプレス)