ジョニ黒 永井みみ
2023年11月30日 第1刷発行
作品紹介・あらすじ
1975年、横浜。少年アキラと“犬”との、ひと夏の冒険が始まる──
4年前、海水浴中にはぐれてしまった父さんは今もまだ帰ってこない。
あれ以来、母親のマチ子は時々どっかから拾ったオスをつれてくるようになった。日出男はその「オス犬」のひとりだった。
欠落を抱えて生きる大人たちと、鬱屈を抱えて生きる子どもたち。
ままならない世界の哀しみと愛しさが胸にこみ上げる、すばる文学賞受賞作『ミシンと金魚』著者、待望の作品!
”ミシンと金魚”の作者さん。
読み初めは好みではないからやめようかなと思いつつ、軽い文体なのですぐ読み終わる。
”バハハ~イ、ケ~ロヨ~ン”には、苦笑。
そうそうキャロライン洋子っていたわ~
汚い川に浮浪者(クロ)、米軍住宅、どれも知っている。
あしたのジョーが当たり前に近くにあった時代よね。
アキラは小学4年生。
4年生は10歳になる学年で、ティーンエージャーの仲間入り。
子供から大人になる微妙なお年頃のアキラのひと夏の冒険は、自分の小学生の頃を思い出した。