みなさま、お元気ですか。早くも2月中旬ですね。
先日、ホームコースの茨木国際ゴルフ倶楽部に行きました。私はいつも天気予報を見ながら2,3日前に一人でエントリーをします。
今回、一緒にプレーした中の一人に82才の上野さん(仮名)がおられました。上野さんも一人で来られたとのこと。
「上野ともうしまーす。82才でーす。よろしくでーす」このご挨拶に私は何かしらのシンパシーをかんじます。細身でがっしりしており、後ろ姿は若いです。
今日は楽しくなりそうです。
ハーフが終わり、昼食の時間、上野さんが話します。
「ミツヤマさん、僕はね、ガールフレンドが多くてね、・・・」
聞けば、今から4年前に友達と飲んで、そのまま車を運転して帰ったそうです。(絶対ダメなことです)そして飲酒の検問をうけました。
当時の若い警官が78才の自身にあまりにも横柄な態度でくるから、自業自得とわかっていながら、ごねたそうです。
「やかましい、わしはサインせーへんぞ、それで捕まえるならつかまえてみー!」
いうやいなや両手に手錠をかけられました。豊中警察に一泊です。
氏名ではなく番号で呼ばれること、布団は三つ折りでたたむこと、朝食のコーヒー牛乳の薄いこと、二切れの薄い臭いパンなど、そして即、免許取り消しになったことなど面白可笑しく話してくれました。
お話はここで終わりません。その後、上野さんはもう一度、自動車免許にトライします。前科のある人は自動車学校に入学できないと知り、いわゆる「飛び込み」で受験します。
飲酒で取り消しになった人に試験官はより厳しいとのこと。
上野さんは学科は二回目で合格、実技はなんと9回目で合格したとのこと。9回目の時、最後の幅寄せが終わり、試験官は言います。
「上野さん、あなた、今回もギリギリや。路上の自転車に対しての採点をどーするかや・・・あんた、合格や」
そして、上野さんは先月に新しい免許書をもらったとのこと。
ゴルフ場を後にするとき、上野さんの車には、若葉マークともみじマークが二つ仲良く貼られていました。
大谷翔平もこの湯に涙した花山温泉にて