皆さん、こんにちは
日中の残暑がまだまだ厳しいですが、今日からいよいよ9月ですね~
今回は遺跡マニアの方や遺跡発掘に興味がある方々に朗報です。
東成瀬村で行われます
「縄文時代を体感する会」
の参加者募集のご案内です。
東成瀬村上掵(うわはば)遺跡では
昭和40年(1965年)ころ、道路工事の際、深さ1mのところで4本まとまって出土しました。
4本のうち最長のものはこれまで日本で出土した磨製石斧の中でも最大でとびぬけて大型であることと、
他の遺物を伴わず、4本まとまった状態で出て来た事が特徴的で他に類例がないそうです。
この磨製石斧は北海道日高地方で産出する緑色凝灰岩の「アオトラ石」で作られた磨製石斧でいずれも
縄文時代前期に特徴的な技法である擦切技法によってきわめて丁寧に磨き上げられ光沢があり使用痕がなく、石斧の大きさや出土状態からみて実用されたものではなく、当時の祭祀に使用されたものと考えられ、大型の石斧を特殊な用途に使用する例は韓国新石器時代に墳墓の副葬品として埋納するケースがある。
磨製石斧の写真はこちらクリックするとご覧になられます。
上掵遺跡は平成20年度から東成瀬村教育委員会による内容確認調査により、
今から5,200年前の縄文時代前期のムラの跡であることが分かりました。
今年度も発掘調査を続けておりますが、この遺跡の素晴らしさを県民の方々に理解して頂くため遺跡で土器や石器などがどのような状態でうまっているのか、実際に移植ベラで掘って体験してもらいミニチュアの磨製石斧も作成してもらう会を企画しました。
開催期日
平成28年9月25日(日) ※雨天決行
場 所
東成瀬村上掵遺跡 ・ まるごと自然館
参加費
無 料
スケジュール
9:45 東成瀬村滝ノ沢研修センター前集合
10:00~11:30 遺跡発掘調査体験 (場所 東成瀬村上掵遺跡)
11:35~11:55 移 動(各自)
12:00~12:40 昼 食
12:45~15:55 ミニチュアの磨製石斧づくり (場所 まるごと自然館)
16:00 解 散
講 師
日本考古学協会会員 櫻田 隆 氏
参加対象
中学生以上の一般県民
持ち物
長靴、帽子、軍手、タオル、昼食、飲み物
申込方法
往復はがきでお申し込み下さい
・ 往信裏面に氏名(フリガナ)・性別、年齢、住所、電話番号を記入(連名可)
・ 返信表面に申込者の住所、氏名を記入(裏面白紙)
申込締切
平成28年9月13日(火) ※ 当日消印有効
(ただし、申込者が30名になり次第締め切りとなります)
申込先
〒019-0801
秋田県雄勝郡東成瀬村田子内字仙人下30-1
東成瀬村教育委員会
その他
移動中および会の活動中に発生した事件、事故などについては
参加者各自の自己責任とさせていただくことをあらかじめご了承願います。
集合場所の
東成瀬村滝ノ沢研修センターはこちら
「縄文時代を体感する会」についてのお問合せは下記までお願いします。
東成瀬村教育委員会
TEL 0182-47-3415
せば雄勝S ・ Aでした~。