トリオ・ザ・パンチ(1990)

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でました。一部のマニアには有名な伝説のバカゲー
「トリオザパンチ」。
一応はバカゲーという括りで紹介されることが多いものの
今改めてやってみると、バカじゃあなくて、もはや狂ってますね。


ゲームの販売目的も商業的なそれではなくて

何か「宇宙電波の指令を脳内変換した結果、作るしかないと思った」

そんな理由が真顔で飛び出してきそうな。

いやーー当時こんなものが巷のゲーセンで

実際に稼働してた状況そのものもすごい、というしかない。


例えば、

ステージの最初に黒地に赤字で「にょき」


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それは、砂漠にパイプのようなものがにょきにょきしているから。



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コンティニュー画面。


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このギリシア彫刻?の意味するところは不明。


そして、コンティニューするとこうなる。


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ごめん、わからん。


全編通じてこんな感じのテイストが続く。

何か、狙った笑いをとろうとしてすべってるのならまだ分かるのだが
そもそも「何をしたいのか」が分からないのが怖い。

シュールという一言で片づけられない異常演出がそこかしこに登場し
何か異常犯罪者の妄想世界を見ているような。


もともとデータイーストという会社はこういう「へんな」ゲームを
つくるのに長けているのだが、これはそんななかでもトップクラスに

「へんな」ゲーム。


いずれにせよいろいろなチャレンジが許された

時代だったんだなあ~~と。