ビャクシン!
葉山,森戸大明神のビャクシンは,葉山を代表する景勝のひとつといっていいだろう。
見てくれ,此の威厳を!
✳︎ビャクシンの姿態!
此の目の前のビャクシンは,ひょっとしたら純粋な野生樹かも知れない⁈
そうならば,超貴重な天然記念物だ!
私は森戸大明神の裏手の右側の崖地にまわった。
其処には,海側に突き出た崖岩の上に,龍のように身体をくねらしたビャクシンの老樹だ。
此のビャクシン,実に推定樹齢は800年という。
おおっ,なんとい生命力!
コレには源頼朝が此の地葉山に「伊豆三島神社」を勧請した時に,三島の若木が頼朝の後を追い飛来してきた。
飛来し今の岸壁に根付いたという伝説だ。
まあ,それだけ此のビャクシン!
伝説になるだけ価値のあるビャクシンということだろう。
だから,別名「飛白槙(ヒビャクシン)」とも呼ばれる。
ああ,龍の如く岸壁から身を乗り出す
白槙!
コレぞ飛白槙!
✳︎コレは飛び龍だ!
✳︎ビャクシンの枝葉・実!
飛白槙の個性!
樹高:15m
胸高周囲:4.0m
勲章: かながわの名木100選・葉山町指定の天然記念物
ビャクシンの詳細!
漢字名: 白槙
学名: Chinese juniper
分類:
✳︎常緑針葉樹
✳︎雌雄異株
分布:東北南部(宮城県)から九州,沖縄
生育環境:海岸沿いの岩場や崖地
✳︎太平洋岸沿いや瀬戸内海地方
開花期:4月頃
✳︎枝先に花
雄株花:茶色の楕円球形
雌花花:黄緑色
果実形:球形
果実期:10月頃
果実径:5㍉〜9㍉
果実色:黒紫色
✳︎白い粉がかかったような状況になる
樹皮:赤褐色
老樹:縦に長く避けて剥離
幹:普通は直立
✳︎ねじれたり這うようなものも多い
幹径:最大で70cm超