私が発見したサンショウウオは⁈ | koma3232のブログ

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-ハコネサンショウウオ-

 

*可愛い、亜成体のハコネサンショウウオ!


 
 

遠い過去に仕事の合間に撮影したものが,私の手元にあったで,
 このまま捨てるには惜しいので,ここに掲載する。

 場所は,長野県松本市の美ヶ原地域で,
 八ヶ岳中信高原国定公園となっている。
 標高は1,640~2,020mと高い。
 地質は火山性岩石で,成因は火山岩の貫入,火砕流の流動である。
 地殻変動と火山活動による複雑な地質構造となっている場所だ。
  国の水源かん養機能や土砂流出防備保安林となっている。
  登山者には,山岳レクリェ-ションの場として親しまれている。

 

*王ケ頭山頂付近からの絶景!


        

  

 ハコネサンショウウオは,両生綱有尾目サンショウウオ科の両生類で,
   学名はOnychodactylus japonicus である。
  漢字で書くと箱根山椒魚となる。

  本州,四国に分布し,標高にして500~2500mの広い山地で生活している。  繁殖期は,4月下旬から8月上旬が一般的なようだ。
  渓流の地下水の中に産卵することから,卵は滅多に見つからない。 
  日本のサンショウウオでは,最も標高の高い場所にまで生息している。

  美ヶ原では,治山ダム工が階段式に設置してある渓流で,
  土砂が多く堆積している場所のわずかばかりの水の流れる脇で,
  小石をどけたら発見することができた。

 

*ハコネサンショウウオはダムの渓流脇で確認された!

 


   

確認は7月である。
  まあ,それにしてもこの山岳まで道を開設し,ダムを築造する。
  改造山岳美ヶ原だね。
  これだけ,道が充実していれば苦もなく登山できるだろう。
  山岳レクリェ-ションの場となっていることも納得だ。
  でも,私の云うところの純粋自然って自然が消滅していく。

 破壊されていく。
  やはり,これは経済(利益)主義中毒となった日本人の特質なのか?
  山をも観光山岳として商売にしてしまう。
  
  山は,安全・安心が保証されていないからの山々だ!
  今や荒ぶる山はどこにいった?
  安心を得ての山からは,人は直感を磨くことはできないだろう!
  山からの風景は,既にテレビ画面となんらかわらない!
  危険のない自然は,二面的であり立体的な自然は見えてこない!
  もはや,美ヶ原も観光自然となってしまった!
  
  私が発見したサンショウウオも,
  ダムの流れから発見されたようなもので,
  出会いの感動は,さほど得ることはできなかった。