オオタカ(大鷹)の巣 | koma3232のブログ

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-オオタカ(大鷹)の巣-

見上げれば
誰の巣かと
ふと思う(大鷹?)
*2005.01.25 鳥取県東伯郡三朝町天神川域内
オオタカ!本種は、人里近くの低山地で繁殖する猛禽類で、低山地の森林生態系の頂点に位置し、良好な自然環境の象徴ともなる種である。森林開発による影響を直接受けやすく、生息環境が悪化すると減少すると云われる(オオタカについて僕はそのようには思わないが?)。本種は主に中型の鳥類を補食する。本種は鳥取県ではほぼ県内全域に分布し、冬季の観察例は多いものの、繁殖の確認はごく少ないとされる。



これは20年ほど前の写真です。
誰が撮ったのか定かではないが?
僕の手元にあった(仕事上の写真かな?)。
まあ破棄する前に,
思い出として,
ここに掲載します。

この天神川域内には、助谷や大柿集落などがある。
この地域ではオオタカの目撃はさほど困難なことではない。
だれでもその気になって空を見上げれば、そこにはオオタカ!
オオタカの幼鳥や若鳥、成鳥の飛翔が鷹フアンを楽しませてくれるだろう。
だが繁殖期である春夏季のディスプレイ・フライトや餌運びなど、繁殖を直接示唆する記録はほとんどないそうだ。
でもオオタカの確認頻度からすれば、本種が営巣・繁殖している可能性は少なからず考えられるだろう。
それにしても、この地は猛禽類にとってはとてもチャーミングな場所だ。
猛禽類の誰もが生活を営みたい場所だと僕は思っている。

さて、オオタカはこの様なチャーミングな場所を営巣地とする。
だから本来はこの地にオオタカが繁殖しても不思議ではない。
まあ、調査者の力量不足か?(とっても自虐的!)

僕の意識からいくとオオタカは比較的標高の低い場所を好む。
最高でも標高800mぐらいまでか?
だが、それ以上でも個体によっては繁殖するだろう。
地形的には急峻地は好まないようだ。
どちらかと云えば緩やかな地形を好む。
例えば谷戸的な地形だ。
谷戸地形のできれば平坦地がよろしいかな?
森林的にはかつてはアカマツ林が好みだったらしいが?
今は雑木林やスギ林にも多く巣を造る。
まあ、時代によってオオタカの意識も変化して行くと考えた方が良いカモね?
ただ時代に変化があろうとも、オオタカは食餌の豊富な地域を優先的に選択するだろう。
食べることが出来ない生物には死しかない!
のだから当然のことか。

それにしてもオオタカの巣!
見分けるのは至難だ。
僕はこの地でオオタカの巣と確信していた営巣木があった。
確かにその営巣木周辺にオオタカはいつもロストする。
そしてある日、その巣の側まで足を運んだ。
遠くからのぞき込むとこちらに背を向けて一羽の猛禽類が巣に座っている。
僕は思わず心の中でオオタカだと叫んでいた。
しかし、その猛禽類が僕の方を振り向いた時のショックは計り知れない。
何とも、この猛禽類は僕が最も軽蔑しているトビだった(トビからしたら勝手に嫌いになるな!と言いたいのだろうが?)

まあ、この様に猛禽類の巣が誰の巣であるかを当てるのは意外と難しい。
だから、調査は時間と回数と人数をかけて、1年間ほど行われる。
調査の主流はほぼ定点観測で行われる。

それにしても、オオタカの迷惑顧みずに、人と云う種は全く見勝手なものだ。
人は覗き魔か?



オオタカ(大鷹)の基本データ
分類:タカ目タカ科
学  名:Accipiter gentilis
分布:南西・南方諸島を除く日本全域
全長:50cm~60cmほど 
翼開長:110cm~130cm
生活:繁殖期は山地に多いが、秋冬は低地でも全国的に見られる
食餌:小鳥からハト大の鳥、小動物を捕獲、水鳥も捕獲
繁殖期の鳴き方:キッキッキと鳴く
巣の大きさ:50cm~130cmほど(平均80cmほど)
巣の厚さ:20cm~80cmほど(平均50cmほど)