あっ…という間に、師走も半ば。
先日、12月のカレンダーをめくっているときに長男が言った。
「12月は、嬉しいことがいっぱいあるね!
京都に行くのと、温泉に行くのと、けいちゃんの誕生日と、冬休みと、クリスマスと雪遊び!!」
「けいちゃんの誕生日、嬉しい?」
考えるより先に、言葉が出てしまった。
「うん!だって、けいちゃんが僕の弟になった日だから!」
長男は本当に強い子だ。
現実をしっかりと受け止めて、二男がいない悲しみを心に大切に抱きながら生きている。
最近、長男は剣道を習い始めた。
1年生になってから、じいじに素振りを教えてもらっていたのだけれど、5月以降は稽古から遠ざかっていて。
二男との思い出が蘇って、かえって辛いのではないかという母の心配をよそに、長男は稽古が楽しくてたまらないといった様子。
寒さに負けず、裸足で頑張るちびっこ剣士。
たどたどしく竹刀を振る姿がなんとも微笑ましい。
「来なくていいよ〜」と言われながらも、毎回最初から最後まで見学してしまう、親バカ?バカ親?全開の母であった。