穏やかさを取り戻し始めました | 二男の神経芽腫 ~闘病覚えが記〜

二男の神経芽腫 ~闘病覚えが記〜

2014年3月、1歳2ヶ月の二男が神経芽腫(ステージ4)と診断されました。高リスク標準プロトコル治療を終了目前にして、腫瘍の残存が発覚。臍帯血移植に望みを繋ぎましたが、ほどなくして再発…。笑顔で闘う!をモットーに、二男の笑顔を綴るブログです。

四十九日法要、納骨、初盆とトントンと済み、家の中も少しずつ穏やかさを取り戻し始めた。

なぜだろう。
嵐のような日々だったのに、二男と過ごした時間が遠い昔のことのように思えるくらい、一日一日がそっけなく、淡々と過ぎていく。

最近、長男に「母さんのこと好き?」と聞くと、「大好き!でも、一番大好きなのはけいちゃん」と言うようになった。
気を遣っているというよりは、これが本音なのだろう。
これまで、長男の中で母が絶対的な一番だった理由は、途方もなく大きな寂しさのせいだったのだと思う。
母と過ごす生活は戻ってきたけれど、それは長男が切に願っていたものではなく。
二男がいない虚しさが、少しずつ、じわじわと募ってきているのだろう。


この夏は、全力で駆け抜けた。
とにかく、長男に笑っていてほしい。
その一心で。

そんな中でも、ふいに蘇る思い出や、こみ上げる気持ちがあまりにも強烈すぎて、崩れ落ちそうになる瞬間があって。
でも、切ない気持ちを抱えつつも、今その瞬間を楽しむことで、スーッと気持ちが落ち着いていく。
別に、二男がいない寂しさを押し隠そうとしているんじゃない。
長男の弾ける笑顔に、幸せだと素直に心から思えるから。

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楽しめることは、幸せだ♡