白血球 <0.1
赤血球 2.29
ヘモグロビン 7.2
血小板 34
CRP 0.73
カリウム 4.1
内服…ウルソ、トブラシン、ハリゾン
点眼…パニマイシン
吸入…トブラシン、ファンギゾン
免疫抑制関連…プログラフ
点滴…フラグミン、アシクロビン、ファンガード、ノイトロジン
その他…ゾフラン、アルブミン、ラシックス、ステロイド、カルチコール、メロペネム、バンコマイシン
体重 10.7kg
夜中の2時頃、 サチュレーションがふらつくと言って当直の先生が部屋に飛び込んできた。
慌ててモニターをつけると、SpO2の値がまさかの80。
採血で泣き疲れて、グッスリ寝ているように見えていたのに…
酸素を最大の10で流してマスクを当てても、88くらいまでしか上がらない。
しかも二男がマスクを嫌がって振り払ってしまうので、どんどん下がり、80を切る事態に。
急遽血液ガスの検査を行う。
異常が認められなかったので、このまま朝まで様子を見ましょうと言われる。
苦し紛れだったかもしれない。
けれども、最悪の状況で最高の結果を出してきた二男のおかげで、私は、この子は病気に打ち勝つ力を持っていると信じて疑わずにここまでやってこれた。
その根拠のない自信が一瞬にして崩れ落ち、このまま二男を失ってしまうかもしれないという恐怖と不安に押し潰されそうな中、二男の手を握りしめながら夜が明けるのを待ち続けた。
朝を迎えることができたのは、言いようのない安堵だった。
主治医と担当医の先生が来て、採血、レントゲン、エコー。
肺炎の初見はなし。
薄くもやがかかったように見えるのは、溢水状態にあるため。
1/6にCVを入れた際に撮影したレントゲンでは42mmだった心臓の幅が、59mmになっている。
心拡大とまでは捉えないが、ここ数日血圧が100を上回っていたり、胸水の貯留も見られることから、心臓に負荷がかかっていることは確かである。
なるべく心臓へ負荷をかけないようにするために、点滴の順序や流量を見直すことになった。
プログラフを投与開始時の量に戻して(1.4→1.0ml/h)再開。
カリウムが標準値まで下がる(4.9)。
ステロイド、アルブミン、ラシックスで溢水コントロール。
通常より流量を下げて(40→20ml/h)、抹消から赤血球輸血。