中国での幼児の英語教育 | 現在中国雑貨店長の運営ブログ

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中国での幼児の英語教育熱

 周囲に園児の子供がいる知人が何人かいるのですが、最近2人の知人の子供が英語教室に通い始めたそうです。

 NOVAみたいな制度で、学費は20万円ぐらいかかっているようで、お金は先払い方式で、何十時間か勉強できるというシステムだと思います。先生は白人だそうで単語や短文を覚えているみたいです。

 

 知人が富裕層なのかどうかは、1人は宝くじで1億円以上当選したので少し富裕層(その後投資で数千万円赤字を出した)なのですが、もう1人は、月の手取りが13万円ぐらいなのに、家のローンを10万円払っているという普通の家庭です。

 私は個人的に幼児に英語教育するなら、例えば水泳とかサッカーとかやらせたほうがいいと思います。(ただし中国ではプールで病気が移る可能性があり、サッカーも通うのに危ないとかあるのは理解できます)

 

うちの都市で話されている言語

 例えばうちの家庭で話している言語の比率は

  1. 杭州語 6-7割
  2. 中国語 2割
  3. 日本語 1-2割

 例えば、これに英語が加わったら、子供も大混乱だと思います。それなら英語を勉強しない方がましだというレベルです。

 

うちは特殊だとして、通常の家庭では

  1. 杭州語 7割
  2. 中国語 2-3割

 これぐらいだと思われます。中国の方言は全く別の言語です。日本語とモンゴル語ぐらいの違いはあります。そこでまだ母国語が固まっていない時期に、変な外国語で子供を混乱させるのは私はどうかと思います。

 

 というのは子供が英語を勉強しても基本は単語を覚えるだけだからです。単語を覚えるだけなら、語学の勉強として意味がないと思うのですが。また話を変えると、それなら自分でも教えられるレベルだと思います。

 実は語学の勉強で大切なのは、必要性と憧れとか悔しさで、外国に行き言語で失敗した経験などが原動力になりの見込みが3倍ぐらい速くなります。その経験がなければ、あまり覚えません。

いつ始めるべきか?

 ちなみに私は25年前に大学受験センター試験を経験したのですが、周囲では確かに英語が苦手な人は3人に1人ぐらいいました。親友は建築設計士の道に進みましたが、ずっと英語なんか将来使わないと言って、英語を軽く見ていました。

 私は中学1年から英語を勉強し始め、周囲では半分は小学生から英語塾に通っていましたが、たぶん1年で余裕で追いつきました。

※私は算盤塾にしか行ったことはないですが。

 

 どうでもいいことを書いてしまいましたが、結局のところ先に母国語の絵本などを読み国語のレベルを高めることが先で、先に英語の勉強をしても、外国語のレベルが高くならないことは明確です。日本でも国語のレベルが高い人ほど、英語が簡単に分かると思います。

 

 中国では第二外国語は、たぶん日本語が人気なのですが、それでも日本語を勉強する需要は英語の50分の1ぐらいです。

英語は大学入試試験で配点が高いので、みんな優先的に勉強します。でも日本語でも大学入試試験は受けられます。

 

 話は変わりますが、日本にいる中国人の友人は、日本の大学入試試験を中国語で受けたと言ってました。でも国語は実質外国語になってしまったと思います。