年末ジャンボ当選発表で思い出したのですが、7年前、中国で義理の従妹が宝くじに当選しました。ナンバーズ方式の宝くじを買い1等と2等が当選しました。夜に宝くじ売り場の人から当選したと電話がかかってきたそうです。(私が聞きたいことはその数字をどうやって考えたのかということなのですが)
当選を電話で知らせてくれるとは中国の宝くじはずいぶん親切なシステムになっていると思います。日本ならほったらかしにされてしまいます。当選金額は1等、2等合わせて約800万元(為替レートは毎日変わるのですが、1億3千万円ぐらいです)。
当選しても窓口で1億3千万円をもらえるわけではありません。彼女の場合、車で1時間の杭州まで行って銀行口座に振り込んでもらったようです。そのくじを手持ちで持って行って大丈夫なのかと、私は少し思いましたが、父親が身長180cmでやくざのような強面の人なので、あまり襲われる心配はないとは思いました。また当選後も泥棒は入らないだろうと少し思いました。800万元のうち20%は税金で取られて600万元ちょっと残ったそうです。
そして両親に相談し親戚に少し分け与えることにしたそうです。それはいい考えだと思います。父の兄弟が7人(ということは6人へあげる)、母の兄弟が4人(ということは3人にあげる)、それぞれ5万元づつ現金をあげたそうです。義理の父は「5万元もらった」と言っていますが、正直どこにいくらあげたのかは知りません。
当選した人は24歳でした。中国では結婚前に家を買わなければならないという習慣があるのですが、当時その件で彼氏の家族と揉めてしまい仲が非常に悪かったそうです。でも高額当選したので余裕で家が買え、当選後1か月もしないうちに先に車を買いました。その車は買った時から今でもずっと彼氏が乗っています。でも彼女の父や母や彼女はずっと車は買っていません。今でも車は1台あるだけです。(ちなみに当時父親はタクシーの運転手でしたがすぐ辞めました)
そして当選後3,4か月したら妊娠したので2011年5月頃結婚式を挙げました。2010年10月頃当選し、2011年に結婚式を挙げるというすごいペースですが。今はおめでた婚というのでしょうか。
彼女は妊娠したので仕事を辞め(車のセールスをしていたようです)、男の方は今でもずっと建築系の同じ仕事を続けています。
その後は、何度か海外旅行へ行ったり、家を買い内装工事をしたりと贅沢に暮らしていたのですが、実は当選して2年ぐらいしてある投資を始めました。
きっかけは彼女の従兄が投資会社へ勤務していて投資を勧められたからです。もちろん従兄にはマージンが入ると思います。他人の話によると月に50万円ぐらいの利子がもらえると言っていたのですが、本当かどうか分かりません。もし日本人で40歳以上ならこの話を信じる人はいないと思います。なぜならバブルの頃、日本でも同じような詐欺が流行ったからです。
実はこの件に関して、2016年9月にブログで書いたことがあります。私はそれはうさん臭い話ではないかと書いたのですが、他人のお金なので私があれこれ言うことは間違っていますので人には話していません。宝くじと猫
実は、2か月ぐらい前に知ったのですが、この話はやはり詐欺だったようです。当天財富(中国に50店舗ぐらいありました)の経営者は、客の資金を持ち逃げして逃亡してしまったそうです。彼女の従兄は、一時的に支店長になって(話によると月収1万6千元=30万円)だったそうです。
彼女は250万元(4千万円以上)、そしてそこで働いていた従兄は(30万元=500万円)を持ち逃げされたそうです。従弟のお金が持ち逃げされたのは可哀そうですが、宝くじに当たったお金が持ち逃げされたのは、それほど可哀そうな話ではありません。
なぜなら高額当選後、夫婦関係のバランスが崩れてしまい、喧嘩するたびに女性側が「私のお金で買った家だからあなたは出てって!」といい、男性の方は半年間ぐらい実家に帰っていたことがあったそうです。外で見る限り仲がよさそうでしたが分からないものです。(その人の母が話していました)
知りませんが、宝くじで当たったお金も今でも100万元(1700万円)ぐらい残っているのではないでしょうか?たぶんこれで夫婦関係もよくなると思います。(お金を損してよかったと男性側が言っていました。その男性も500万円ぐらい損をしたそうですが、彼女のせいで損をしたので夫婦のバランスがよくなるかもしれません。結局のところ借金になったわけではないのでいいと思います)
ちなみにその夫婦は最初男の子ができ、次に女の子ができました。(当時は確か一人っ子政策でしたが)
そして一人目が生まれた時、うちに白猫が戻ってきました。3年前子供が大きくなったので、返してと言われたのですが返しませんでした。2年以上飼っていたら可愛くなってしまいもう返せません。その時、猫を返してと言われうつ病になりそうでした。
当時はうちのマンションも結構新しかったのですが、白猫がオスだからか壁紙を引っかかれ、傷だらけになってしまいました。以前宝くじに当たった人の家に行ったときの写真を張り付けておきます。白猫はうちの写真ですが。
今年も、これで最後の記事になりました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします!