今日のセッションでの一コマ。※感覚的な言葉ですからその辺は考慮していただければ幸いです。

 力むことを減らしていけば楽があると思っているからうまくいかない。

 楽になることは力むことの延長線上にはなく、全く別物の世界です。

 だから世界という表現をします。

 力む事が10、だからそれを2にすればよい、ではないということです。ボリュームの強弱的なものではありまさん。

 多くの方は力みを力む身体の使い方、その世界で減らそうとする、しかし、力みを減らすというのはまるで違う使い方を使うということになります。

 ここがわからないと、永遠に力む世界で楽になることを試行錯誤することになります。

 力を入れて施術をしていて講師から力を抜けと言われ、そうしても違うと言われうまくいかない、ではその中間にしても違うと言われうまくいかない、というようないわゆるの禅問答のようなやり取り、
 
 そして思考がスパークして無心で最後に何となくやったら「それ」と言われることは施術家であれば経験したことがあるかもしれません。

 力む世界と楽な世界は技術的に繋がっていないということを理解すると色々と見えてくるものはあると思います。

 つまり、そこの段階で自分を出しすぎると永遠に修得も成長もできなくなります。

 でも人は自分を捨てられない、人が人たる所以でしょうか。

 素直になれ、バカになれ、というのは精神論ではなく、技術論です。

 自分のいる世界を変えるには、その世界にいる人の言うことを素直に聞くことが一番の近道です。

 こうやって根本的に違うというようなきつい事を言われても食いついてくるのですから門下生もなかなか根性あります。