ひらめきやインスピレーションは

 

一度に

まとまって

 

完成した形で

 

やってくることがあります

 

 

ある芸術家たちは

 

一瞬の

ひらめきの中に

 

作品全体のヴィジョンや

輪郭を感じ取り

 

その感覚を音楽や文章で表現していく

 

そうです

 

 

 

ひらめいた瞬間には

細かいところはつかめないのですが

 

じょじょに霧が晴れていくように

部分部分が

明らかになっていきます

 

 

私の場合

 

ひらめきは

 

「体験」を思い出すのに

 

似た感覚でした

 

 

例えば

 

何かのきっかけで

先月の旅行を思い出したとします

 

思いつきや空想とは異なり

 

旅行に行ったという体験は

疑いもなく「確信」できます

 

 

思い出した瞬間は

 

旅行に行ったという全体像のみで

細かなことは

ぼんやりしています

 

 

けれども

意識を向ければ

 

料理や景色など

旅行というできごとを作っている

様々なことを

 

思い出すことができます

 

 

それぞれの出来事は

 

記憶の中で

体験した時間順に並んでいるわけではなく

 

また

 

文章や映像で表現された形で

存在しているわけでもなく

 

もっと

 

感覚的なものです

 

 

*****

 

 

ひらめきも同じように

 

受け取ったその瞬間

 

疑いのない

確かな手応えがあります

 

 

最初はばくぜんとした全体で

 

そこに色々なことが含まれていることが

感じられます

 

それは順序よく並んでいるわけではなく

 

そのままでは

言葉で表現できるものでもありません

 

 

 

そして

 

意識を向ければ

 

そこに含まれる

色々なことを

 

じょじょに

引きだしていくことができそうです