今日ご紹介するのは、ラムサ様のCD「バックストーリー」の内容です。
バックストーリーとは、その魂の過去世からの経歴のことであり、過去世から引き続き持ってきている性質のことです。
その過去世から持ってきている、悪い性質を克服していくことが、我々の課題だそうです。
1つの例として、エドガー・ケイシーは、地球に遊びに来た神々が物質化能力を使ってグロテスクな生き物を創り出し、その中に入って性行為にふけってしまい、魂が物質界から抜け出せなくなったため、類人猿の内分泌腺に働きかけて急速に進化させて人間を創り出し、そこに魂を移し替えた14万4千人の神々の1人でしたが、1万2千年前の古代エジプト時代に神官ラー・ターとして霊的指導者として君臨していた時に愛人を作ってしまい、その転生以来、女癖が悪くなってしまい、ジョン・ベインブリッジという人生では透視能力を使ってギャンブルでお金を儲けて、女性と遊ぶという生き方をしてしまいました。
エドガー・ケイシーとしての転生では、その女癖の悪さを克服することが1つの課題だったようで、ケイシーリーディングで有名になったため、色んな女性に誘惑されたそうですが、一度も道を踏み外さなかったそうです。
このように、一度身に付いてしまった悪い習性は、1万2千年たっても、なかなかやめられないようで、克服することは容易ではないようです。
地球に生きている魂は、多かれ少なかれ何か欠点を持っており、全ての欠点を克服した完璧な魂は、仏陀のように輪廻転生から解脱して、もう地球に生まれ変わってくることはありません。
自分が過去世の時から抱えている課題を克服しない限り、スピリット・モナド・聖霊・内なる神と合一して地球を卒業することは出来ません。
エドガー・ケイシーの女癖の悪さの克服という課題は、肉体の統御なので、ホワイトブラザーフッドの第一イニシエーションです。
ラムサ様の場合は、妹と母親が亡くなって、山の頂上に登って未知なる神に涙を流して訴えかけた時に、神秘的な女性のように見える存在が出現して、
「おお、ラムよ。おお、ラムよ。聖霊の中で傷ついた者よ。あなたの祈りは届きました。この剣を持ち、自分自身を征服しなさい。」
と言って消えてしまったのですが、ラムサ様の課題は自分の感情を統御するということだったようです。
ラムサ様は、憎しみに突き動かされて地球の4分の3を征服したのですが、丸腰の時に背中から剣で突き刺されて、戦うことが出来なくなったため、大自然について思索し続けたことで、「未知なる神」が全ての中に存在することに気付き、
「この新しい考え方が生まれてからは、私は生命を抱き容れ始め、生命を大切なものだとみなし始めた。」ラムサ ホワイトブック17ページ
このように生命を大切にするようになり、怒りという感情に振り回される段階を卒業して、感情をコントロール出来るようになり(第二イニシエーション)、その後、月を見つめて風に思いを馳せることによって、風が象徴していた神に意識を集中させて、肉体の周波数を高めていき、肉体を光の周波数に上げて、アセンションに成功しました。
このように、アセンションを達成するためには、肉体の統御=第一イニシエーションと、感情体の統御=第二イニシエーションを通過しなければなりません。
それさえ克服出来れば、ラムサ様のように風に思いを馳せたりして意識を無限なる神に集中する瞑想をすることによって、神との合一を成し遂げてアセンションを達成出来ます。
ただし、通常の地球人のように、物質界に対する欲望(金銭欲や性欲や食欲や権力欲や名誉欲)を持って意識を物質界に向けたまま、瞑想の真似事をしても、意識を向ける方向が間違っているため、期待した効果は得られません。
まずは、過去世から続いている悪い習性を克服していくことから始めましょう。
ラムサ バックストーリー
01 - イントロダクション
サマータイムのこの美しい夜に、私は教師達にある知識を教えた。
それはバックストーリーについてだ。
それはあなたがたをひどく困惑させる話である。
これは彼らの低いパフォーマンスや、彼らのあまりぱっとしない人生の原因の一つであり、私のすべての生徒達や世界中のすべての人々、そしてここにいるすべての見えない存在達を悩ませているものである。
02 - 輪廻転生とライトレビュー
あなたは輪廻転生の考えに同意しないかもしれないが、それは事実である。
あなたは自分が何百万回も生きてきたという概念に同意しないかもしれない。
あなたは自分が特別だと思っており、一つの人生しか生きたことがないと思っているからだ。
私は一つの人生しか生きたことがない。
私は特別だ。
私だけが特別だ。
この場所では。
ここにいる見えない存在達は、私のことを
「生意気だ」
と言いながら笑っている。
あなた方の中には、有り余るほどの幸運と富と権力を持つ人々と比べて、自分の人生が如何に苦難に満ちているかを説明したがる人々がいる。
もしこれがたった一回の人生であるなら、どうやって神を偏見や貪欲さを持たない純粋な愛とみなすことができるだろうか?
輪廻転生とは、このようなものだ。
あなたのホーリーホーリースピリットだが、我々はあなた方に、死んで生き返った人々のビデオを見せた。
彼らの死は、医者の証言と医療機器によって確認されている。
彼らの中には、20分間も死んでいた人々もいる。
脳への酸素の供給が5分以上止まると、脳死状態になるが、彼らはどういう訳か、奇跡的に生き返った。
これらの存在達は、とても興味深い物語を話すが、全員が同じ物語を話す。
彼らが死んだ瞬間に、彼らは自分の体の上に浮いていた。
彼らは自分がいる場所に少し困惑するが、自分の体が自分のものであることが分からないのである。
さらに、彼らは自分の体の中に戻ることを望まない。
彼らは自分の体を見て、それが自分ではなく、別の人間だとみなすのだ。
素晴らしい。
神の栄光である。
彼らが体に対して一生懸命に行なったことは、スピリットにとってはどうでもいいことであり、彼らは体に戻りたがらない。
あなた方は、
「でも、私は本当に綺麗なんだから」
と言うだろう。
彼らは体に戻りたがらず、全員が同じ物語を話す。
彼らは自分の体を、見知らぬ他人のようにみなす。
つまり、自分ではない何かである。
そして彼らの霊的な自己は、とても意識的な状態になっている。
彼らは、人々が心臓を押したり、胸を切開したり、いろいろなことをしている様子を見守るが、まったく痛みを感じない。
彼らはそれを好奇心と共に観察するが、感情的にはならない。
これはずっと昔から語られている話である。
スピリットが死体から解放された状態である。
それは復活であり、彼らは一瞬で屍から輝く光の衣服に変化する。
これは本当のことである。
これは完全に真実である。
さて、これらの存在達は、身内の人々に対して愛情を感じるが、それは奇妙な愛情の感じ方である。
彼らは身内の人々を愛しているが、それは感情的な愛ではない。
感情的ではない彼らは、彼らではない誰かのために泣いている身内の人々を慰める。
あらゆるスピリットがそのように振る舞う。
あなたが前回の人生で死んだ時、あなたも光の衣服に変化して浮き上がったが、あなたもそのように振る舞った。
これは真実だ。
肉体と共に滅びる人間は誰もいない。
体の外に出たそのホーリースピリットが、魂を体から引き出したが、だからこそ心臓が止まったのだ。
魂は心臓の隣にあり、13オンスの重さがある。
そう、その霊的な特異物には重さがあるのだ。
そして魂が、自己意識を持ったその存在によって呼び出されるが、その時に肉体が死に、肉体は崩壊し始める。
生命の光が去ってしまったからだ。
そしてホーリースピリットだけが、魂を肉体から引き出す力を持っている。
魂が肉体の中にある限り、魂が肉体に生命を与えている。
だが、魂が肉体から引き出されると、すぐに肉体の中で崩壊が始まる。
生きている間ずっと、あなたはこの美しい肉体になろうとして、一生懸命に努力するが、肉体の死は、この安らかな永遠の存在にとって、まったく大したことではない。
それが真実だ。
あなたはそれを喜ぶべきである。
さて、もしその存在が望めば、その存在は3日間あたりをぶらぶらする。
だが、臨死体験をした存在は、蘇生によって体に呼び戻された。
その存在は光の王国に入ることを拒否された。
その存在は、あの世にいる身内の人間や友人を霊的に愛しているが、彼らはその存在の強い欲求に反して、地上に戻るように命じた。
誰も、急いで体に戻って来て、
「やったぞ!」
と喜ぶことはない。
そのようなことは決して起こらない。
事故による死、つまり激しい感情を伴った暴力的な死は、ホーリースピリットを崩壊した現実の中に投げ入れ、その存在は地縛霊になってしまう。
これについては後で話す。
さて、このスピリット、この完全に意識的な美しい存在は、天井の近くに浮いており、壁を通り抜けたり、時間を超越したりすることが出来るが、愛する人々を超然とした冷静な状態で見守っている。
それらの人々は泣いているが、あなたは
「私はここにいるよ」
と言う。
彼らが愛しているのは、あの体である。
あの体だ。
彼らが抱き締めたりセックスしたりするのは、あの体であり、彼らが大事にしているのはあの体であり、彼らが愛しているのはあの顔であり、スピリットではない。
スピリットは
「私はここにいるよ」
と言っている。
残された人間は、体の死を嘆き悲しむ。
だが、輝かしいホーリースピリットは、キリストが言ったように、瞬く間に変化する。
あなたの瞬間はすぐ近くにある。
あなたの瞬間は手の届くところにある。
神の王国は手の届くところにある。
彼は2012年について話していたのではない。
「あなたの神の王国はいつでもすぐ近くにある」
と彼は言ったのだ。
あなたはいずれ死ぬ。
そしてあなたは輝く光の存在に変容する。
あなた方全員が、何百万回もそのように変容してきた。
これは本当に美しい物語である。
あなたの内面に隠されていたものが、外に漏れ出し、あなたに霊的な旅をさせるのだ。
本当のあなた、本当の自分、そしてあなたのすべての力と栄光と能力が、表に現われることが出来るようにするためだ。
そう、ホーリーホーリースピリットの栄光である。
そして、彼らが体に戻って来たくない場合は、3日後かその前に、彼らはそのまま先に進む。
そして彼らの意識の状態は、可視光線以上の領域を貫くようになる。
トライアッドの図を使ってあなた方に教えたように。
そして彼らは極めて小さな存在になる。
大きな体になるわけではない。
あなたが光の速度よりも速くなると、あなたは光子よりも小さくなる。
だが、それにもかかわらず、あなたはもっとパワフルになる。
こうしてあなたは光の領域に行き、そこでライトレビューを行なう。
このライトレビューの中で、あなたは自分の仕事を上映される。
あなたが何を持って生まれてきたか、何を与えられていたか、そしてそれらを使って何を行なったか、といったことが上映される。
それだけだ。
自分が如何に愛情や思いやりに欠けていて、下劣でひどく、ご都合主義で、如何にうぬぼれが強かったか、といった惨めな部分をあなたは見る。
自分がどれ位寛大で、愛情に溢れ、寛容だったか、どれ位他人に手を差し伸べ、自分の敵と和解出来るほどの同情心を持っていたか、といったことや、自分の子供達のことや、他人に対して行なったこと、それらすべてが上映される。
360度の3Dハイビジョンの映像だ。
03 - コンピューターとしての脳、ドラッグ中毒者
脳はコンピューターである。
毎日あなたが入力している情報が、プログラムの反応の仕方を決める。
そのようになっている。
それぐらい単純なものだ。
脳神経学者は、脳はもっと遥かに複雑なものだと言うが、それはその通りである。
だが、コンピューターも同じ様に複雑だ。
そして、スクリーンに映っているものが何であれ、それはあなたのホーリースピリット(聖霊)が毎日見ているものであり、未知を既知にしているか、あるいは感情を保証してくれる何かを繰り返し利用しているかである。
あなたの脳は、最も偉大な薬物製造所である。
ドラッグ中毒者は皆、脳が体を強調するために、体験の中で利用するドラッグを模倣しているのだ。
あなた方の幸せは、陽気に口笛を吹きたくなるような何かではなく、実際には化学物質である。
性的な愛も同じであり、幸せも悲しみもそうであり、不安もそうであり、不親切さやプライドや傲慢さもそうであり、愚かさや犠牲者意識もそうであり、あらゆるものが化学物質である。
我々はこれらのものに心理学的な名前を付けることができるだけである。
我々はこれらの感情から利益を得ているからだ。
利益とは、脳の中で作られる薬物のことである。
すべてのドラッグ中毒者が、感情を模倣するためにドラッグを作るのだ。
理解しただろうか。
したがって、ライトレビューの中では、これらすべてを見ることになる。
さらに、感情というドラッグを得るために、自分が利用したすべての人々の顔も360度の映像として見る。
そのようになっているのだ。
あなたはじきに、再びそれを見るのだ。
それから、少数の例外的な出来事も見ることになる。
あなたはドラッグのためではなく、他人のために純粋に何かをしてあげた。
何かがあなたにそれを促したわけだが、それを慈悲深さと呼ぶ人々もいる。
見返りを期待せずに、あなたは何かを与えた。
自然の中の小さな生き物に対して、あなたは親切に振る舞った。
腹を空かせた犬や猫や鳥に、餌を与えた。
あるいは人間に対してそれを行なった。
それは感情という薬物を得るためではなく、あなたの中の何か別の者があなたに栄誉を与え、あなたを突き動かし、非人間的な行動をさせたのだ。
我々はそれを人間的ではない、としか言えないが、それは神が内面から漏れ出している最も初期の段階である。
我々はこれら2つの行為を見ることになる。
そして恐ろしいことに、コンピューターのスクリーンにどんどん文字が現われるように、あなたの抱いた極めて酷い思考がことごとくスクリーンに投影されていく。
あなたが人々の目から隠しながら、ひそかに行なった事柄も、突然暴露される。
すべてがあらわになるのだ。
何も隠すことは出来ない。
キリストが言ったように、隠されているものは暴かれる。
そうなるだろうし、これまでもそうなってきた。
あなたは、
「これはまさに地獄だ!」
と言うだろうが、それは違う。
ここは天国である。
ここはあなたが至福の天界に行く前に通過する料金所である。
これは公正な場所であり、人生を振り返って反省するようなものだ。
我々はあなたに体を与え、転生させ、あなたに力を与えた。
だからあなたはこれを報告する必要がある。
あなたはどんな未知を既知にしただろうか?というようなものだ。
そして衝撃的なことだが、あなたの中から漏れ出したあれらの行為は、最も利他的な行為であり、感情とはまったく関係が無かった。
それは超自然的な親切心であり、その超自然的な親切心は、脳というコンピューターとはまったく関係がなく、光の存在という本当のあなたから生じたものだった。
あなたはただそれを行なった。
あなたは自分でもそれに驚いた。
そういったすべてを見る。
その辛い体験がすべて終わると、光の存在であるホーリースピリットはこのように言う。
「ああ、なんということだ。
私はもう一回転生する必要がある。
もう一回転生させてくれ。
もっと上手くやるから。
自分がこんな人生を生きたなんて、自分でも信じられない。」
とホーリースピリットは言う。
さて、私があなた方に、あの神について話す時、それは記録の保持者ではない。
神は愛であり、すべてをゆるす存在である。
神があなたを裁くことはない。
「私の息子よ、お前は良くやった。」
とか、
「私の娘よ、お前は酷いことをしたから地獄に送ることにする」
とか、神はそんなことは言わない。
教会が教えているようなことは言わない。
神はそのような存在ではない。
実際、ユダヤ教やキリスト教が教えているような天国は無いし、仏教徒や無神論者の言う天国も無いし、ヒッピーやニューエイジの人間の言う天国も無いし、キラキラと輝く天国も無い。
そういったものは無い。
それらはこの世界には存在するが、あの世には存在しない。
違うのだ。
私があなたに教える神は、あなたに審判を下したことは無く、あなたが創世のプロジェクトの使者になって未知を既知にするように促している。
「私はあなたに最高のコンピューターと最高の体を与えるから、進歩し続ける自然と共に前進していきなさい。」
と神は言っている。
自分の個人的な臓器ではなく、自然と共に前進するように言っているのだ。
04 - バックストーリー、救済、悪魔の声
したがって、あらゆるスピリットが、あらゆる存在が、
「私はもう一回転生する必要がある」
と言った。
あなたは神に、
「もう一回転生出来ますか?」
という馬鹿げた質問をするわけではない。
意識とエネルギーが現実の性質を創造する。
我々が何かを質問すれば、我々はその質問の答えを実際に体験することになる。
そして現在の世界にはこれだけ多くの人々がいるが、誰もが間違いなく、再び転生してくることを望んで転生してきたのだ。
あなたがここにいるのは、あなたがそれを望んだからだ。
あなたのホーリースピリットが、あなたがここに転生してくるように促したのだ。
それが神の愛である。
だからこのようになっている。
というのも、輪廻転生を理解することにおいて、これは一つの謎であり、転生に関する作り話を破壊するものでもあるからだ。
では、次の転生では何が起こるのか?
それは計画されるわけだが、これらの存在のほとんどが、極めて進歩的な考え方のニューロネットを持って生まれてくる。
これを別の呼び方で呼ぶならば、これは文字通りに受け取らないで欲しいのだが、とりあえず未来のニューロネットと呼ぶことにしよう。
というのも、これは進歩的なものだからだ。
ここに戻って来るからには、進化しなければならない。
誰もが進化する。
あなたがどこで進化を停止するかは、人生という実験室の中でのあなた次第である。
だから誰もが最高のニューロネットを持って生まれてくる。
これに関するマイナス面は、あなたがバックストーリーも一緒に持ってくる必要があるということだ。
バックストーリーとは何なのか?
かつてのあなたである。
古代の哲学者達が言っていたように、そして教会もこれに関しておおげさに騒ぎ立ててきたが、バックストーリーは悪魔である。
新しい人生は天使である。
さて、あなた方に知ってもらいたい事がある。
あなた方の中には、良い意図を持って何かをしてきた美しい人々がいる。
あなたはこう言うだろう。
「このような善良さは私の中から自然に出てきますが、私はとても積極的に行動し、進歩的な考え方を持っています。」
と。
だが、あなたの頭の中には別の声がある。
それは他人を巧みに操る、意地悪な、嫉妬深い、他人を妬む声である。
それは悪魔の声である。
だが実際にはそれは、ここに戻って来る時の契約に伴う、バックストーリーである。
契約とは、このようなものだ。
「我々はあなたに、全く新しい人生を与え、素晴らしい遺伝子と素晴らしい脳を与えよう。
そして、その前進して行く未来の中で、我々はあなたに進歩的かつ未来的な、偉大な考えを抱く機会を与えよう。
我々はその偉大なニューロネットに、バックストーリーを加えて、バランスを取ることにする。」
というものだ。
公平なバランスが必要だからだ。
バックストーリーとは、あなたがその前に光の領域で見たものであり、その累積したプログラムが次の転生にダウンロードされる。
これに関する叡智は、肉体の中のホーリースピリットが進歩的な考え方を持つ新しい人生にフォーカスするということだ。
仮に、あなたがかつての自分だけにフォーカスし続けるならば、あなたが未来を書き換える希望は無い。
そのような希望は全く無い。
あなたが救済というものをこれほど強く信じている理由は、死んだ後に救済がやって来るからではない。
救済は、人生の中でだけ価値を持っている。
そして救済を実現するための唯一の方法は、あなたがここでの転生のバックストーリーとは正反対のものを持つことである。
その正反対のものとは、あなたの脳の中の何らかの接続であり、それは希望や楽観主義、前向きな考え方、といったもので満たされている。
それは上機嫌や才能で満たされている。
あなたには才能があり、それがあなたを偉大なピアニストや作家にしたり、詩人や画家にしたり、シェフや園芸家にしたり、商売の才能を持つ商売の天才にしたりする。
本当の天才がどのような存在か、彼らに何が出来るのか、想像してみなさい。
彼らが生み出す膨大な金が彼らを奮い立たせる訳ではなく、自分のアイデアを提案してそれを実現し、社会に変化をもたらすという興奮が、彼らを奮い立たせるのだ。
これこそが、進歩的な考え方を持つ存在である。
バックストーリーは、悪魔である。
そして悪魔は言う。
「私はお前に才能を持たせる。
だが、私はお前の同僚達のことをこのように思っている。」
と。
ここで、あなたが頭の中で考えていることは、不安と呼ばれるものだ。
それは自分の周囲の人々に対して価値判断を下す頭の中の声であるが、彼らを雇ったのはあなたである。
天才を生み出すはずの天才が、突然、頭の中で自分が雇った人々が仕事を成し遂げることを望まなくなるのだ。
あなたは今や、抑圧者になる。
バックストーリーは進歩的な考え方と共に前進するのではなく、それを抑圧する。
そしてホーリースピリットは、このドラマが演じられるところを見ている。
そうする必要があるからだ。
そもそも、このドラマが原因で、ホーリースピリットはこの新しい体に戻ってきたからだ。
したがって、極めて善良な人々は、極めてひどいバックストーリーを持っている。
このように考えてみなさい。
「私は次の転生でもっと良い人間になることを約束する。」
と言うことだ。
だが、その約束の基盤にあるものは何だろうか?
もっと良い人間とは、新しい人生という贈り物のことであり、それはこれまでの自分を救うためのものである。
あなた方全員が、頭の中に支配者を持っている。
あなた方全員が、進歩的な考え方を持つ自分の新しい人生を、常に自分で台無しにしてきたのである。
我々はそれを悪魔と呼んでいる。
頭の中で声が聞こえる気がする時、あなたは実際に声を聞いている。
だがそれらは、他の存在の声ではなく、あなたのバックストーリーである。
あなたのマインドは、極めて進歩的な考えを持っているが、この声が聞こえ始める。
あなたは進歩的な人々を雇っている。
あるいは進歩的な考えを持つ人間と一緒に働いている。
そして、あなたの結婚生活や人間関係や仕事はすべて順調でうまくいっている。
だが突然、あなたはそれらすべてを秘かに破壊したいと思うのだ。
そしてあなたの一部が、希望を破壊してしまう。
なぜなら、それがバックストーリーだからだ。
だが、希望はまさに未来である。
だが突然、この声が、自分の上司を嫌い始めたり、自分が雇った人々を嫌い始める。
さらに、あなたの個人的な人間関係がとてもうまくいっていた時、そしてあなた方が同棲し始めた時、あなたは相手から本物の思いやりを受け取り、あなたも相手に思いやりを与えていたが、突然、あなたは頭の中で声を聞き、自分の思いやりを抑制してしまった。
というのも、分かるだろうか?
救済とは、かつてのあなたから救われるということであり、あなたはかつての自分を今も携えている。
悪魔にとり憑かれている人間は誰もいない。
だが、誰もが救済の可能性にとりつかれている。