ジュワル・クール大師の本を読んでいて、「いいこと書いてあった」と思ったのですが、その気付きを記録しておかないと霧散してしまうので、ブログにまとめていくことにしました。

 

新約聖書には、イエス様の超能力の数々が出てきますが、イエス様がどのようにそのような力を開発したのか、詳しいことは書かれていません。

 

12歳から29歳までの間に何をしていたのかスッポリ抜けており、どのように修行されていたのか不明です。

 

エドガー・ケイシーのリーディングでは、イエス様は12歳から29歳までの間に、エジプトやインドで断食やヨガの修行をされて、覚醒されたそうです。

 

「ヒマラヤ聖者の生活探究」では、エミール師と仮に呼ばれている500歳の聖者が出てきますが、この本の著者がエミール師に会った頃には、既にエミール師は大師のレベルに達していたため、エミール師が普通の人間だった頃からどのように進化していったのか語られていないため、どうすればエミール師のようになれるのか知りたいと思っておりました。

 

その後、「ラムサ 真・聖なる預言」(現在は改訂されて「ラムサ ホワイトブック」)を読みまして、アセンションへのプロセスが詳しく書かれていました。

 

その中から、重要な箇所を以下に抜粋します。

 

 

「ラムサの教え」83ページ、「ラムサ ホワイトブック」21ページ

 

「見えない力とは何なのかということが閃いたのは、そのときだった。

 

私は風のことに思いを巡らせた。

 

その捉え所のなさ、軽さ、不思議さ、そういったものと一体になった。

 

そして、私が風に思いを巡らすにつれ、私はその「なる」という探究の中で、私はその風になったのだ。

 

人生において、私は風になることを望んだ。

 

そして、それについて、何年もずっと思い巡らし続けた。

 

本当にそれが私の理想となった。

 

それが私の望んだものだった。

 

それこそが私の思考すべてが断固としてなると決めたものだった。

 

最初の出来事は体が癒えてから6年経つまで起きなかった。

 

私は毎夕、1人になれる所に行き、月とその柔らかい青白さをじっと眺めながら、風のことに思いを巡らせていた。

 

そして、そのとき、偶然にも、私は風になったのだ。

 

だが、私がそれになったとき、あなた方風に言えば、そのとき、私は体から抜け出しただけだった。

 

その思考が余りにも願わしいものだったので、私は体を離れ、宙に自分自身を持ち上げたのだ。

 

長年に渡り、自分の理想になるという思考が徐々に化身の細胞の中の生命力そのものとなっていくにつれて、私の魂は一つひとつの細胞構造のプログラミングを変え、それらの振動数を上昇させ始めた。

 

私の望みはそれほどまで強かったのだ。

 

生きることに対して、安らかさを感じるようになればなるほど、その感情は私の肉体組織のすべてに、さらに多くもたらされていった。

 

私はその理想の姿を決して見失わず、自分が哀れな肉体を見下ろした瞬間のフィーリングを決して忘れなかった。

 

しかし、第4シールから脳へと出ていたのは平安だったのであり、その制御がそこで働き始めた。

 

私のすべての内分泌腺は変わった。

 

脳下垂体と呼ばれるものが大きく拡大し始めたのは、私が性的な願望を全く持たなかったためだ。

 

そして、脳下垂体が魂というもののギアを上げ、体内の振動数と波動ーーそのすべてーーを変化させると、私はどんどん軽くなって行った。

 

そして、実際、私を見た人々は、「ご主人様の体の周りは輝いているなあ」と言っていた。

 

本当に光っていたのだ。

 

そして、その輝きや光は、肉体が振動する速さが上昇している証拠だった。

 

私の体は物質の振動数から光の振動数へと進んでいたのだ。

 

私の周囲に輝く光が放射されていたのもこのためだった。

 

やがて、月の光があるときでさえも、私の体はだんだんとぼやけてきた。

 

そしてある夜、私は実際に月がある場所にいた。

 

もはや、単に思考で旅をしていただけではなかった。

 

体の波動を光にまで上昇させ、自分の化身ごと移動したのだ。

 

私は体の波動を落として また戻ってきた。

 

もう一度、同じことができるかどうかを試したかったのだ。

 

私は何度も何度もそれを繰り返し、最後に私がアセンションするまでにはその数は63回にものぼった。

 

風になったとき、私は形のない見えない力となったのだ。

 

それは脈動する光であり、分割できないものであった。

 

風としての私は、谷や峡谷の間を通り抜け、山々や海や雲の層の中を通り抜けて、自由に動くことができたが、私の姿を見ることができる者はいなかった。

 

風になったとき、人間は自分自身について無知であれば、どれほど小さく無力であるか、そして知識の中へと自分を広げていけば、どれほど偉大になれるかを、私は理解した。

 

ただ単に望むことを通して、長い間何かについて思い巡らせば、それが何であろうと人間はそれになるのだということもわかった。

 

もしある人間が、自分は不幸で魂もなく、無力なのだと自分にずっと言い続ければ、その人間はそれを信じるようになり、実際にそうなってしまう。

 

自分を風の王と呼ぶならば、その人間は風の王となる。

 

私が風の王になったように・・・。

 

そしてもし人が自分自身を神と呼ぶならば、その人間は実際に神となるのである。」

 

 

ここで「脳下垂体と呼ばれるものが大きく拡大し始めたのは、私が性的な願望を全く持たなかったためだ。」という文章が出てきましたが、ラムサ様は生涯独身で女性と一度も寝たことが無かったそうです。

 

人体の中に宿っている生命力は、「玄気」とか「真元気」とか「クンダリーニエネルギー」などと呼ばれているのですが、通常の人はその生命力を性行為によって徐々に消耗させており、その生命力をすべて失った時に寿命が尽きると、中国の仙道では教えられています。

 

ラムサ様は「性的な願望を全く持たなかった」ため、クンダリーニエネルギーと呼ばれる生命力を脊柱を通して頭部に上昇させた結果、「脳下垂体が大きく拡大した」のです。

 

 

「ラムサ ホワイトブック」223ページ

 

「あなたの脳は思考の電気的な振動数を受け取る偉大な受信機であり、その各部分は、それぞれ異なる振動数を持つ思考を受信し、宿らせ、増幅するように作られている。

 

それぞれの部分は、その細胞壁の内側にある水の比率に応じて異なる思考を宿らせ、それらを電流に変換する能力を持っている。

 

脳は特定の目的のために神々によって創造された器官であり、その目的とは、あなたの存在の聖霊を通して入ってくる思考がひとつの理解として実感されるように、思考を受け取って宿らせ、さらにそれを電流に変換して増幅し、中枢神経系を通して体のあらゆる部分に送ることなのだ。

 

ラジオと同じように、脳も調節器を持った受信機であり、ある特定の振動数が受信されるためには、その振動数を宿らせるように作られた部分が活動状態になっていなければならない。

 

さまざまな振動数の思考を受信する脳の力は、右脳と左脳の間にある脳下垂体と呼ばれる強力な調節器によって制御されている。

 

脳下垂体は第七シールとも呼ばれており、あなたの脳を制御しているものである。

 

脳下垂体は、さまざまな振動数の思考を受け取って宿らせるそれぞれの脳の部分を起動させる役目を持っている。

 

思考が限りないものであればあるほど、体全体に送られる電流の振動数は強力で速いものになる。

 

あなたの脳は、神のマインドの中にあるすべての思考の波動を完全なる「知っている状態」で受け取るように創られたものだが、あなたが受け取ることを許す波動だけを受け取るように機能するのだ。

 

そして、あなたをひとつにまとめている神のところには、素晴らしい思考が大量にやってきているにもかかわらず、ほとんどの者が「知っている状態」になることを自分に許しているのは、社会意識という振動数の低い思考だけなのだ。

 

それは、あなたも十分に体験してきたように、極めて制限され、閉ざされたものなのだ。

 

そして、あなたが社会意識に従って生き、その制限された考え方を占めている波動だけで考えているとき、あなたの脳の中で活動状態にあるのは、大脳の左上と右上の部分、それに背骨の上にある小脳の一部分だけになる。

 

脳の大部分は眠ったままなのだ。

 

それは、これまであなたの脳下垂体がその口状部をほんの少ししか開かないような状態で使われてきたからだ。

 

つまり、脳下垂体は、これまで社会意識という低い振動数を受け容れる部分だけを活動させてきたのだ。

 

あなたが「超意識」、つまりは限りない思考を体験することを望むとき、あなたの脳下垂体は開き始め、見事な花のようになっていく。

 

それが開けば開くほど、そのホルモンの流れも増えていき、脳の中の眠っている部分がさらに活性化され、さらに高い振動数の思考を受け取ることができるようになるのだ。

 

脳の中の眠っている部分では、液体の比率が高くなっているが、それはより高い思考の波動をより強力な電流に増幅し、より速いスピードで体全体に送るという目的のためなのだ。

 

もしあなたの脳の能力が百パーセント使われたとしたら、自分の体を一瞬のうちに一筋の光に変えてしまうことができ、あなたの体は永遠に生きるということを知っているだろうか?

 

あなたの手足のどれかが失われていても、脳にはそれを新しく再生する能力があることを知っているだろうか?

 

あなたの脳が完全に活動状態にあれば、ほんの一瞬のうちに体を完全に癒したり、体を自分が望むどんな理想の形にでも物理的に変えたりすることもできるのだ。

 

あなたの体は脳とあなたの集合的な思考に従って維持されている。

 

というのも、あなたが自分の脳に入ることを許すあらゆる思考は、体のすべての細胞に電流を送り、それらを養っているからだ。

 

しかし、子供の頃に社会意識の中で物事を考えられるようになって以来、あなたは「成長し、老いて、死ななければならない」というプログラミングを受け容れてきたのだ。

 

そして、あなたがその思考を受け容れてきたために、自分の体の中の生命力が衰え始めたのだ。

 

なぜなら、「年をとる」という思考は、遅い波動、あるいは低い振動数の電流をそれぞれの細胞構造に送るからだ。

 

その速度が遅いほど、体の敏捷さもどんどん失われていく。

 

というのも、体がそれ自身を再生し、修復していく力が弱まるからだ。

 

こうして、老化という現象が起こることが許容され、最終的には体が死ぬことになるのだ。

 

だが、もしあなたが振動数の高い思考を常に受け取ることを自分に許せば、あなたはもっと速い強力な電流を体全体に送ることになり、体は永遠にその瞬間に留まることになる。

 

つまり、体は決して年老いることも、死ぬこともなくなるのである。

 

脳下垂体が開くにつれて、より多くのホルモンが松果体の中を通ることになる。

 

そうすると、そのホルモンの流れが眠っている心を目覚めさせていくのだ。

 

それは脳の別の部分を開き、もっと高い思考の波動を全身で体験することを可能にしてくれるのである。

 

より高い振動数を持つ思考が入ってくると、それらはあなたの脳の目覚めている部分を通るように導かれる。

 

後頭部にある松果体がこのより高い波動を受け取ると、それは膨らみ始める。

 

これによって、頭が痛くなったり、少しめまいがしたり、頭が軽くなったように感じることがある。

 

それから、この波動は強力な電流へと変換され、中枢神経系によってあなたの体のあらゆる細胞へと送られる。

 

それによって、あなたは体中に高揚感を感じたり、体がしびれるような感覚、体が持ち上げられるような感覚を味わったりすることだろう。

 

というのも、あなたがこれまでに感じてきたものよりも強力なエネルギーが全身を駆け抜けているからだ。

 

その波動はあらゆる細胞を点火し、細胞の振動数を加速する。

 

あなたが無限の思考を受け取れば受け取るほど、体はさらに速く振動するようになる。

 

すると、あなたの体は光り始めるのだ。

 

というのも、あなたは自分の体の密度を光へと逆行させ始めたからだ。

 

やがて脳下垂体システムのすべてが満開となり、あなたの脳のすべてが活性化される。

 

脳が完全に活性化されると、現実の中での自分の位置が曖昧になってくる。

 

そのため、あなたはここにいながら、同時に第七のレベルにいることもできるようになる。

 

脳下垂体が満開になると、あなたは死ななくなる。

 

つまり、老化が止まるのである。

 

あなたが体に何を命じようとも、体はその通りのことをするようになる。

 

体に波動を上げるように指示すれば、それは別の次元へと上昇していく。

 

あなたの脳はそれほどパワフルなのだ。

 

自分の体を死んだ状態から蘇らせることさえできるのである。

 

あなたがそこまでパワフルな存在になったとき、あなたは神の神聖なる王冠を身につけていることになる。

 

あなたが純粋な神、すなわち純粋な生命になるとき、あなたは永遠の存在となる。

 

あなたはすべてになるのだ。

 

偉大なる第七シールが完全に開くと、あなたのマインドのすべては目覚め、「知っている状態」のすべてが、あなたの素晴らしい受信機を通ることを許される。

 

あなたが多くを知れば知るほど、そして、体がその波動を多く体験すればするほど、体はさらに速く振動するようになり、どんどん軽くなっていく。

 

そしてある日、あなたがすべての生命を愛し、抱き容れ、あなたの魂がここでの体験を完了するとき、その「知っている状態」、その波動はそれ自体が持つ振動数を百万倍も加速する。

 

すると、体は見えない状態へと入っていき、この場所から離れていく。

 

そのとき、あなたは輪廻転生というサイクルを抜け出すのである。

 

自分の「知っている状態」をなぜあなたは妨げてきたのだろうか?

 

それは、物質と呼ばれる形態の中で思考を理解しようとする過程で、あなたの思考プロセスが物質の現実に完全に囚われてしまったために、生きることに対する見方のすべてをあなたが変質させてしまったからなのだ。

 

純粋な思考の存在性に戻るためには、変質した自我、つまり物質の中で生きること、生き残っていくことを志向している脳の理性的な部分を克服しなければならない。

 

変質した自我とは、時間や距離、そして分離という幻に従って物事を知覚している部分のことだ。

 

それは生存と受け容れられるという観点から物事を見る部分なのだ。

 

それは、純粋な思考を分割し、それに対して価値判断を下すものなのである。」

 

 

続いて、ジュワル・クール大師の教えです。

 

 

頭部内の光の発達③

 

http://ameblo.jp/kokuufunsai/entry-11185151541.html

 

「魂とマインドと頭部内の光が一つの統一体になったときに、太陽天使の創造力が三界に表現され、そのエネルギーを活発に表現できる形態の建設が可能になる。

 

太陽叢は次の二つのことをしなければならない。

 

1 下位にある二つのフォース・センターの諸エネルギーを混ぜ合わせ融合する。

 

2 これらの融合されたエネルギーを上昇させ、他の上位にあるフォース・センターのエネルギーと混ぜ合わせて、頭部に到達させる。

 

肉体を構成する微小の原子の暗き光は、魂からその器へと流れ下る刺激に反応する。

 

そして、その光は人が魂の支配下に入ったときに体全体を光輝かせる。

 

これは、アデプトや聖者の体から発せられる輝きとして現われ、明るく輝く光の効果を与えるものである。

 

魂の輝かしい光が活力体の磁力的な光と混ざり合ったとき、それは肉体原子を刺激し、各原子が小さな輝きの中心になる。

 

この段階において、魂の光が松果腺の領域へと浸透し、魂の光は、ヴァイタル・エアー(活力ある空気)という頭部内のエーテルを発光させる。

 

これが脳の原子を刺激し、その結果として、それらの光がエーテルの光と魂の光と混ぜ合わされ融合される。

 

そのとき、輝かしい内的な太陽が生まれ、熱誠家はそれを肉体脳での経験として意識するようになる。

 

発散する光つまり輝きについてしばしば語られるが、これは脳を構成する物質界の原子の光である。

 

後に頭部内に太陽のようなものが現われるのを見るようになる場合がある。

 

これは物質原子の光に加えて、エーテルの光に接触したためである。

 

後に強烈に輝く電気的な光に気づくようになる。

 

これは、エーテルの光と原子の光に魂の光が加わったためである。

 

これを見るとき、この輝かしい太陽の内部に暗い中心点があるのにしばしば気づくようになる。

 

これが成し遂げられたとき、その結果生じる刺激が肉体の反応を引き起こす。

 

頭部内の光の磁力的なパワーと魂の放射エネルギーが刺激を生み、諸センターが振動し始め、それらの振動が肉体の原子を目覚めさせる。

 

その結果、遂には振動するエーテル体のパワーが最低位のセンターでさえ最高位のセンターと整列させるようになる。

 

このようにして(原子エネルギーの総和である)体の様々な火がその活動を次第に増大させ、火のエネルギーが脊柱を上昇する時が訪れる。

 

これは「眉間の玉座」に座している魂の磁力的な統御によって引き起こされる。

 

ここで、ヨガの方法のうちの一つ、抽出つまり撤退が始まる。

 

三つの光が混ぜ合わされ、諸センターが目覚め、その原子も振動するようになったとき、これら三つすべてを、随意に頭部内に集中させることが可能になる。

 

そのとき、意志の行使と力の言葉についての知識により、彼はサマーディに入り、その光を携えて肉体から撤退できるようになる。」

 

 

ジュワル・クール大師の教えでは、7つのチャクラのうち、脊柱基底と仙骨と太陽神経叢と胸腺と甲状腺の5つのチャクラのエネルギーを脊柱を通して上昇させて、眉間のアジナチャクラに集中させることで、魂の光が松果腺の領域へと浸透し、魂の光が頭部内のエーテルを発光させ、物質原子の光とエーテル体の光とコーザル体の光が融合することで電光のような強烈な光になり、その光が7つのチャクラの波動を高めて、最終的にクンダリーニ・エネルギーが覚醒して、頭部内の光とクンダリーニ・エネルギーが融合して、頭頂のチャクラからエーテル体を体外離脱させることが出来るようになるとされていますが、今まで「魂の光が松果腺の領域に浸透する」ことを引き起こす要因がいまいち分かりませんでした。

 

今日、ジュワル・クール大師の「宇宙の火(1)」を読んでいて、その謎がようやく解明されました。

 

 

宇宙の火(1)188ページ

 

「物質の火とマインドの火が融合することによって、肉体を構成する物質原子全体が活性化される。

 

これが人類の偉大な思考者と働き手にある測り知れない持久力の秘密である。

 

それはまた、肉体の3つの高位センター、ヘッドとハートと喉にあるセンターに途方もない刺激をもたらし、肉体のこの部分を帯電させる。

 

このとき、高位のセンターは第3の火つまり霊の火を降下させるための引きつける場を形作る。

 

頭頂にある多くの花弁を持つヘッド・センターが極めて活発になる。

 

多くの花弁を持つ蓮華の活性化と並行して全身のセンターが刺激される。

 

それは3つの火、肉体の火、マインドの火、霊の火が出会う場所である。

 

それが十分に刺激されたとき、エゴ(魂)との一体化が完了し、続いて燃焼が起こる。

 

この燃焼は精妙な媒体でも起こり、最終的な完成と霊の解放がもたらされる。」

 

 

つまり、生命力をヘッドセンターに引き上げることによって、「霊の火を降下させるための引きつける場を形作る」ことが出来るのだそうです。

 

アセンションするためには、魂とパーソナリティーの合一(第3イニシエーション)、モナド・霊とパーソナリティーの合一(第4~第5イニシエーション)を達成することが必要だとされているのですが、魂そして霊とパーソナリティーの合一は、魂や霊の方から勝手に近づいてくる訳ではなくて、「霊の火を引きつける場を形作る」ことが必要とされているようです。

 

第3イニシエーションでは、パーソナリティーが魂と合一して、過去生をすべて思い出せるようになります。

 

ダスカロスは過去生をすべて覚えていて、自由に幽体離脱できたので、第3イニシエーションのレベルです。

 

ただ、魂の身体であるコーザル体は、確かに肉体よりも波動が高いので、ダスカロスは奇跡的なヒーリングは出来ましたが、ヒーリングした後、エネルギーが失われて、お弟子さんにエーテルバイタリティーを注ぎ込んでもらって体力を回復させてもらっていました。

 

無尽蔵のエネルギーが湧いてきた訳ではなかったようです。

 

そして、ダスカロスは「ヒマラヤ聖者の生活探究」に出てくる聖者達のように、肉体を持ったまま天界に移行することは出来ず、普通にお亡くなりになりました。

 

アセンションを達成したアセンデッド・マスターは、魂の身体コーザル体を超えて、モナド・神の分霊との合一を成し遂げていたようです。

 

ラムサ様がアセンションを達成する前の段階として、幽体離脱していました。

 

そして、ジュワル・クール大師の教えでも、エーテル体を頭頂のチャクラから抽出撤退させることが当面のゴールであるとされています。

 

 

「ラムサの教え」207ページ

 

「イエシュア・ベン・ヨゼフ(イエス・キリスト)は、ひとつの文化の人々に死後にも生があることを見せなければならなかった。

 

そして、彼がそのためにとるべき方法とは、自分自身の生命を犠牲にすることだった。

 

従って、彼は第1シールの意識と、第2シールの意識を引き上げなければならなかった。

 

体を死なせてから、次々にすべての体を開きながら、ずっと上まで、ちょうど第七シールまで移動しなければならなかった。

 

そして、彼は「私の父と私は一体である」と言い、「私の精神は、内面の父そのものである」と続けたのだ。

 

それから、彼はそれらの体の一つ一つをすべて脱ぎ、光の体さえも脱いで行かねばならなかった。

 

彼はそれを身につけていることができなかった。

 

彼はブルーボディを顕現させるために、光の体を脱ぎ去らなければならなかったのだ。

 

彼はシヴァであるブルーボディを脱ぎ去らなければならなかった。

 

こうして、彼はゴールデンボディを顕現させた。

 

彼はゴールデンボディを脱ぎ去ると、ローズボディに到達し、それから「未知なる無限」に行かなければならなかった。

 

そして、彼がそこまで行って初めて、もはや腐敗しない存在になったのだ。

 

彼が下にある体を復活させ、それに生命を与えたのは、ちょうど第七の天界の状態からだった。

 

彼が体に与えたのは生命だ。

 

言い換えれば、ここでの彼の肉体は、光の周波数に近いところで振動していた。

 

そして、彼は人々と交流して最後の教えを与えられるように自分の体の波動を遅い状態に保ったにすぎなかった。

 

なぜその体はそれほど速く振動していたのだろうか?

 

彼の意識がそのレベルにあったからだ。

 

今や神が人になっていた。

 

彼は体の波動を上昇させ、その物質を再構成させた。

 

彼はそれを神の点から再構成したために、それはとても速く振動していた。

 

では、彼が去ったとき、どこに行ったのだろうか?

 

彼はただ周波数を上昇させただけなのだ。

 

言い換えれば、彼はこの原子の周りでこれを回転させ始めたのだ。

 

すると、その回転が原子核の内側に向けて崩壊し、今度は原子核が回転を始めた。

 

彼はそれをやり続けている間、その間中、そのすべての回転によって、それらの粒子のどれもが自由な空間に入ることができるようになった。

 

こうして、彼は七つの体を展開させたのだ。

 

だから、彼が消えたとき、彼は光の中に消えて行ったのだ。」

 

 

 

イエス様が十字架に架けられて、一旦お亡くなりになって3日後に復活なさったのは、高次元の体を次々と脱いで、「未知なる無限」、神智学協会では「モナド」や「霊」と呼んでいる体を顕現させて、その最高レベルの力を持つ状態によって、肉体を復活させたそうです。

 

ラムサ様によると、通常の人が亡くなった場合、

 

肉体→アストラル体→肉体→アストラル体・・・

 

と物質界とアストラル界を行ったり来たりして輪廻転生を繰り返しているそうですが、イエス様は物質界にもアストラル界にも執着を持っておらず、解脱しているため、アストラル体を脱いでさらに高次元の体を展開させていくことができたようです。

 

アストラル体をまとった状態では、ただの幽霊と同じで、大した力を物質界に及ぼすことは出来ませんが、「未知なる無限」、モナド、霊のレベルに上がってしまうと、一旦死んだ肉体を生き返らせて、肉体の周波数を「未知なる無限」の周波数に上昇させていって、アセンション出来るようです。