どうも、ご無沙汰しております。

二十日莉奈です。

 

最近、ずっと大学の授業が忙しく、ブログは放置していましたが、どうしても書かなきゃという事案があったので、いつしかぶりに更新します。

 

今朝テストがあって寝不足で、思考がまとまらないですが、今書かないと永遠に書くことはないと思うので、辺縁の当事者として感じたこと、まとめさせてください。

 

 

 

 

私の応援しているVtuberグループ・ホロライブのメンバーの一人が、7月1日を以て卒業することが発表されました。

理由については「みんなには言えない」として明言されていませんでしたが、例の一件以降のことを考えると、お察しということです…。
 

 

 

かねてより、匂わせるような発言があったり、

フリーチャットの期限が7月1日になったり、

まるで最後の思い出作りと言わんばかりに、ずっとできていなかったメンバーとコラボをするようになったり、兎田建設の夏祭りが6月27日と早い時期に予定されていたりで、

そういう噂は立っていたものの、さすがにあり得ないと言われていましたが、本当に卒業するとは予想できませんでした。

 

 

特に推していたわけではないものの、

2020年1月にデビューしてから、ホロライブの中で常に存在感を放ってきたので、こんなあっさり卒業と言われても実感が湧きません。

 

 

感情が追いつきません。

繰り返しになりますが、まさかこんなことになるとは思わなかったです。

 

 

 

彼女曰く、自分で考えた結果の決定とのことですが、

元気であった彼女をここまで追い詰め、このような決断をさせたほどに、チャット欄やtwitterに溢れる心ない言葉の数々は、本当につらかったことでしょう。大きな騒動に巻き込んだ仲間に対する申し訳なさもあったのかもしれません。

 


確かに歴史的・政治的背景を知らなかったというのは不用意ですし、特にアメリカ南部や西成といった複雑な歴史を経てきた地域を話題にするのであれば、裏方から教わるまでもなく、日頃よりそのような視点にも敏感であるべきだったとは思います。

 

しかしながら、直近数ヶ月の彼女に対する言葉には、批判の域を超えたものが目立っていました。

この現状を知りつつも、私には何もできませんでした。励ましの言葉を贈ることさえも。

私も、見て見ぬふりを続けてきた加害者の一人といえます。

 

 

 

一方、これは体裁に過ぎず、大陸の株主が強い運営においてアメリカ人の彼女は快く思われておらず、ホロがbilibiliで復活するために、事務所が意図的に追い詰めて本人の意志ということにしてやめさせたのだという関係者からのリークもあり、界隈は混乱を極めています。(関係者の詳細や証拠が示されていないため、信憑性は未知数。)

 

この手の自発的に退職させる手法は、ブラック企業とかでよくあるそうで、あながちあり得ないと言い切れないのも現代の闇ですね。

 

 

ただ、これには証拠が一切ない以上こちらもあれこれ言うことはできませんし、恐らく誰も表だって自らの口から真相を語ろうとはしないでしょう。

 

何も判断する材料がない以上、この件に関して私から何も言うことはできませんし、特定の立場の肩を持つつもりもありません。

 

ただ、、例の一件によってホロが(それまで大人気であった)大陸で失ったものがあまりに大きすぎたことは事実であるとは思います。

 

他のホロメンは何も悪いことしていないにもかかわらず、配信権限が剥奪され、翻訳組が解散し、bilibiliで配信ができなくなってしまいました。いわば割を食らった形になります。

私の推しも、過去最大の投げ浅額を記録するほどの圧倒的人気を誇っていたのにも関わらず、それら全てを失うことになりました。

 

それどころか例の一件以降、youtubeの枠までホロメンというだけで荒らしが湧いてくる始末。

 

また、他所属のvもホロメンに関わることは目に見えて減ったり、他の大手が軒並み呼ばれている中、ホロメンだけ呼ばれない等、露骨なホロ外しも、目に余るものがありました。

 

さらにはホロの失敗を利用するようにライバル箱が着実に市場を広げ、事情を聞きかじっただけの部外者からも煽られるようになったわけですから、

これまで「I have a Chinese friend...」と心の中でいい気になっていた分、ホロファンにとってこの喪失は計り知れないものであったことでしょう。(信じていた想像の共同体が壊れただけではなく、わずかな自尊心をもズタズタにされたという意味においても)

 

 

剃髪界隈でクソみたいな漫画描いてる奴からも、(自分は安全な場所にいて)嘲笑されたことは、推しの頑張りを間近で見てきて、活動への思いを十分に知っている分、心から悔しくて仕方ありませんでした。糾弾してやりたい。

お前も外国向けに配信して有名になって投げ銭1000万円稼いでみてよ。

 

 

最も、素直に応援している大陸のホロファンもたくさんいるわけですが、彼らにしてみても、突然撤退という形で引き裂かれたわけです。

 

だからこそ、今回の一件は当然の仕打ちとはいわないまでも、失ったものを取り戻したい、再び表を堂々と歩きたいという切望にも似た感情は、多少なりとも多くの当事者に共通していたのだと思います。

 

これらの点に関しては様々な当事者間の利害対立の問題もはらんでいるので、慎重にならなければなりません。私も上手く言葉にできないなりにまとめてみたのですが、気分を害された方には申し訳ないです。

 

 

一方で、事務所の経営戦略や株主の意向、そしてファンの誇大した自意識のためにbilibili復活を目指すうえでは、そうせざるを得なかったのだとしても、リーク動画で言われているようにわざわざ「自分からやめると言い出すまで追い詰める」などと、ジュラル星人のようにここまで遠回りをするものなのかとも。

CNを解散させて一度は撤退したものの、すっぱいぶどうを諦めきることができなかったのでしょうか。

 

そもそも、反米/抗美色が強い運営であるとしたら、果たして彼女を入れたり、ホロライブenを結成したりするのでしょうか。

 

これらは、引退は仕組まれたものであるという説の弱さであると思います。

 

 

果たして、これによって荒らしが収まったり、本当に再びbilibiliで配信できるようになるのでしょうか。

 

仮にそうなったとして、これまでいがみ合い、ときにエスカレートして相手国のトラウマに対する侮辱にまで至ったファン同士が赦し合い、深い溝を埋めることはできるのでしょうか。

 

そして、今の私や多くのホロファンが、こんなにも心が苦しいのはなぜでしょうか。

 

 

 

とは言っても、結局事務所は所属vを守りきることができなかったという点には変わりはありません。

時代を彩ったVtuberが傷つき、このような形で去って行くことが非常に残念でなりません。

 

 

ホロメンも、裏方も、海外ニキも、日本のファンも、大陸のファンも、彼女が推しだという人も、そうでない人も、全ての人が納得できる結末に至るためには、どうすれば良かったのでしょうか。

 

 

ただこれは、あくまでホロ推しではあるものの、特別推しではなかった者からの他者的な視点に過ぎません。


彼女が最推しだという方の心の傷は、想像もつかないことでしょう。6月9日12時の配信を忘れることはできないでしょう。

 

 

 

けもフレにしても、旧親分にしても、アイドル部にしても、

一回何かすごい騒動が起こって外部巻き込んで叩き合って盛大に燃えた界隈は、

わざわざ傷つきに行く人間なんて滅多にいないですから新規ファンは近寄らなくなりますし、

その一方で、もともと好だった人達、最後まで残った人達のコミュニティの結束力みたいなのって不思議なまでにすごく強くなるんですよね。

同調圧力とかそういう次元の問題ではないんですよ。

かつて自分も何度か渦中で経験したから分かるのですが、「『爆心地』にいた人々」にしか見えない世界、分からない感情は確かにあるんですよ。

 

 

このように恐ろしい疑惑や対応の問題点が目立つ今回の卒業だからこそ、事務所に対する不信感は非常に根強いことでしょう。

 

 

また、他のホロメンが意図せずとも大きな炎上に巻き込まれた際、事務所はいざとなればトカゲの尻尾のように切り捨てるのではないかとの疑念が広まることも危惧されます。

 

この一件は、ホロライブにとって崩壊の始まりの不協和音となるかもしれません。

 

 

 

しばらくの間は様々な情報が錯綜するでしょうし、全体の流れが何となく明らかになるまでにはもうしばらく時間を要するでしょう。

 

今、ファンにできる最大のことは、残された彼女との日々をともに生きて、忘れないこと、生き証人になることです。

 

本当に、今までありがとう。その思いを胸に。

 

 

 

 

 

 

 

 

長い長い夏が終わろうとしている。