第8回のぼり旗ラン「沖縄の日」&沖縄現地闘争報告 | 国鉄闘争

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 15日から沖縄に行っていたため「沖縄の日」と「国鉄闘争の日」の、のぼり旗ランが実行できていなかったので、今日は、のぼり旗ラン「沖縄の日」を行いました。

 天候は晴れ、気温も暖かく絶好のランニング日和で、いの町までの往復22Kを気持ちよく走ることが出来ました。途中、カーブスあさくら前で、開場を待っていた、多くの昔レディーから「頑張ってぇ~」の大声援を受けました。

 せっかく「沖縄の日」のランを行ったので、少し遅くなりましたが、15日~17日まで平和フォーラムの呼びかけで取り組まれた、沖縄現地闘争の報告をします。

 15日、学習会

講演1「山城博治議長 不正は刑事司法の側にある」 講師:森川恭剛・琉球大学法文学部教授

 様々な法律を紹介しながら山城さんの逮捕・勾留は不当であり逮捕の仕方自体もおかしいと言われ「山城問題は争えば争うほど勾留が長期化するおそれがある。微罪を普通の罪状を付けて重大な犯罪者としてレッテルを貼り、平和運動を委縮させ排除しようという思惑がある」と言われていました。

 

講演2「沖縄米軍基地の現状と課題」講師:島洋子・琉球新報社編集局政治部長

 「沖縄には、基地で食べている、抑止力という神話がある。しかし、基地による収入は県民総所得の5%に過ぎず、むしろ基地が成長阻害になっている」と述べ、さらに抑止力についてもアメリカのジョセイフナイは「沖縄の基地はかごの中の卵と言った。すべてかごの中に入れてしまえば、一度にすべて壊れる。アメリカは2012年から新しい北アジア戦略を展開し、部隊を分散化している」と述べられました。

 

16日、辺野古座り込み行動

 6時、全国から参加した、フォーラム参加者50名と共にバスで辺野古に向かい、ゲート前の座り込みに参加しました。座り込みは、島ぐるみ会議、現地の方合わせ120名ほどで、8時40分頃から機動隊による排除が始まり、まさにごぼう抜きとはこのようなことかと思う間に、30分ほどで排除され基地内に工事車両20台ほどが入りました。 

 14時から急きょ拘置所前で山城さんに向けて激励行動を取り組み、各県からハンドマイクの呼びかけとシュプレヒコールで激励しました。

17日、山城さん第1回公判、地裁前行動

 地裁周辺は、微罪であるにも関わらず、重大事件か重大犯罪であるかのような物々しい警備体制でした。8時30分から傍聴券(腕輪)の配布が始まり、傍聴席22席に100名を優に超える方々が傍聴券を求め並びました。

ハズレでした

  9時から地裁前の城岳公園で集会が開かれ、挨拶に立った方々が異口同音に「5カ月もの勾留は人権侵害であり、この問題は、山城さんたちに対する弾圧ではなく、私たち自身に対する弾圧である。安倍政権を司法が擁護し、辺野古、高江の運動を潰そうとする権力の意思が貫かれている」と述べていました。

 公判は10時~12時20分まで行われ、傍聴した平和フォーラム福山代表から「山城さんは手錠をかけられ入廷し、少々疲れていたが、顔色は良かった。山城さんから微罪で長期勾留し、弁護士しか接見を許されず、被告人の権利が守られていない。闘いは不撓不屈。不当弾圧には屈しない」と述べたと報告がありました。

 今後、公判は7月まで全部で10回予定されていて、前半5回が辺野古の事件、後半5回が高江の事件になっています。この時点では、最悪7月まで勾留が続くかもしれないと言われていただけに、翌日、ようやく保釈され、本当に良かったと思います。しかし、保釈には関係者との接見禁止などの条件がつけられ、いわば自宅軟禁状態に置かれ、沖縄の闘いを潰そうとする権力の意思が貫かれています。辺野古の埋め立てに使う土砂を小豆島から運ぶと言われていますし、これから益々辺野古の闘いが激化してきます。

 四国でも一粒の土砂も辺野古に運ばせない闘いを取り組んでいかなければなりません。