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人らしく生きよう<政府の約束不履行は許さない!>

 平和運動センターの専従を降りて自由時間ができたと思っても、中々忙しいものです。

3月3日、5日、8日の出来事をまとめて報告します。

 3月3日、三好市保健センターで開催された、国鉄闘争センター徳島第6回総会に参加しました。

 三好市池田町は、14年前に北海道から四国に常駐して、赴任当初から9年間暮らしていた所で、今も多くの方々との繋がりが一番深いところでもあり、私のホームグランドです。

 また、国鉄闘争センター徳島は、4県の中で唯一活動ができている会で、闘争が終結して6年経った今も会員は、団体が14、個人が80名を有し、私の運動を支えて頂いています。

 総会は、長尾代表委員挨拶、長谷川新社会党徳島県本部委員長の来賓挨拶に続き、2016年度活動報告、会計決算、2017年度活動方針、予算が提案され、満場一致で可決されました。

 総会では意見は出されませんでしたが、河村代表委員の方より「国鉄闘争30年、苦節40年、今こそ国鉄復活、国労再生を叫ばねばならないと感じた」と「国鉄の分割・民営化から30年」2.17集会参加の感想が述べられました。

 総会終了後、国鉄「分割・民営化」を特集した、ドキュメンタリー番組を編集した「国鉄が死んだ日」を上映しました。この番組は、分割・民営化」前夜、2週に分けて放送されましたが、当時、四国では放送されなかったようで、皆さんはじめて見たと言っていました。

 この番組を見るたびいつも涙が出てくるのですが、特に広域移動で仲間が北海道から旅立つ別れのシーンやご主人が誇りをもって従事してきた本来の仕事を外され、次々に職場を変えられ、自ら命を絶ってしまった、奥さんの言葉のシーンなど、30年前当時の事が鮮明に浮かんできます。

 私も北見で、広域移動に応募した何人もの仲間の引っ越しの手伝いや、ホームでその背中を見送ってきました。また、清算事業団から2度目の解雇(1990年4月1日)が迫る、1990年3月12日は、職場のTさん48歳が、自宅で自ら命を絶ちました。Tさんは、進学の子供を抱え、管理者から、とても生活できない低賃金の企業を今、決めなければ、期間もないし、年齢的にも再就職は難しいと何度も進められ、自分の進路に悩んでいました。

 私にとって不当解雇にあった1987年2月16日と同じく忘れることのできない日になっています。

 だからこそ、2月8日の麻生副大臣の答弁のように「分割・民営化は経営の分からない人がやった事。私は当時力がなく止めることができなかった」では、すまされる問題ではないのです。

 今日、噴き出してきているJR北海道の経営問題をはじめ、国鉄「分割・民営化」の失敗は、明らかになっています。誰のため、何のために行われた改革だったのか、しっかり検証し、国策で進めた政府の責任を追及していかなければならないと思います。

 

 3月5日は、茨木市役所南館レストランで開催されました、山下慶喜さんの報告会&慰労会に参加しました。

 茨木市を訪れるのは、1月22日以来でしたが、選挙応援に約2週間滞在して、歩き隊、自転車隊、4駅アピールランなどで、少し地理に詳しくなっていましたので、阪急茨木市駅に降りたときは、懐かしい感じがしました。

 慰労会の前の選挙報告会では、山下さんから「自分は議員の仕事が天職だと思っている。皆さんのおかげで、大好きな議員の仕事がまた4年間できる。今回の選挙では、前回より多くの議員が出たにもかかわらず、約140万円ポスター代を減額できた」と報告がありました。

 続いて慰労会に入りましたが、約60名の方が参加し、私も選挙で知り合った多くの方々に再会でき、楽しいひと時を過ごすことができましたし、あらためて山下さんのお人柄が感じられる慰労会でした。

 

 今日、3月8日は、高知県立人権啓発センターで開催された、第107回国際女性デー高知県集会に参加してきました。

 昨年までは、高知県平和運動センター事務局長として来賓の立場で参加していましたが、今年は任も降りて、少し気楽な気分で参加できました。

 国際女性デーは、19世紀半ば、ニューヨークの繊維工場の火事で多くの女性労働者が犠牲になったことで、労働条件の改善を求めて3月8日にデモを行ったことにちなみ、1910年第2回国際社会主義女性会議でクララ・ツェトキンが提案、3月8日を世界の女性の統一行動日として創立されました。国際女性デーは世界の女性が「パンと権利と平和」のためにいっせいにたちあがる日です。

 日本にはいまだに多くの女性差別が解決されないまま残されており、国連女性差別撤廃委員会もなんども「過去の勧告が十分に実行されていない」と指摘しています。安倍政権は2015年に「女性活躍推進法」を成立させましたが、そこに女性差別を根本から解消しようという意思を伺うことは出来ません。

 安倍政権の空虚な宣伝に惑わされることなく、引き続き性差別を認めるような法規定に反対し、真の男女平等社会実現のために運動を展開させていかなければなりません。

 今日、「ニッポンの夜明けとともに~学び・自立・男女平等をめざして~」という演題で講演されました、90歳の松崎淳子さん(男女共同参画ポレール代表)は、意気軒高で「老兵は何をして消えていくべきか?」と自問し「男女平等の実現をこの目で見たい。残り少ない能力を駆使し頑張る」と結んでおられました。

 松崎さんの人生の半分ほどの私は、これからまだまだ頑張らなければいけないと思わされた集会でした。