今日は、8月9日。

長崎を最後の被爆地に。

職場の一室で、ひっそりと黙祷しました。

昨日、長崎県出身者の母と夕食を一緒に食べていました。

私がビールの缶を開けてそのまま口に注いでいたら、「私も呑みたかぁ」と熱い視線を私に向けていました(^_^;)

認知症が進んでから呑みたいと言わなくなった母。

それが、夏の定番のビールを口にする私をみて、昔の気持ちが蘇ったのでしょう。

母は、働き出したのが故郷のそばにある温泉街の仲居としてでした。

お客さん相手に晩酌をしていたのでしょう。

母は、昔からビールが大好きでした。

もちろん、酔ったら台所からベッドまで歩けなくなるので、ほんのちょっとコップに注いだだけですが、美味しそうに飲み干していました。

その母が、寝る前に一言「木津に帰りたかぁ。」とこぼしました。

木津とは、長崎県雲仙市小浜町にある半農半漁の小さな漁村です。

母の故郷です。

認知症が進む前は、何度も口にしていた言葉ですが最近は全く言わなくなりました。

もはや、境港も故郷も関係なく、自分の自宅だという認識もほとんど無いでしょう。

そんな母が、故郷に帰りたいとポロッと口にしたのです。

私がビックリして問いただすと、「帰りたか、と言ってみた」と答えました。恐らく、夢で故郷の風景が出てきたのでしょう。

もちろん、母の体力を考えると、境港から長崎県までの移動は難しいのが現実です。

それでも、「故郷に帰りたい」と思うのは、自然な感情ではないでしょうか?

私には、故郷と言える地はありません。本籍地(生まれた場所)は、母の故郷(父も同郷)です。

幼稚園に入る頃に境港に移住しましたが、かといって境港が故郷と思えるかというと、そうでもないのです。

人生の半分近くは、山口県民でした。

いったい、私の故郷はどこなんでしょう?

 

 

① JR西日本・赤穂線・西大寺駅の駅名標です。

所在地は、岡山市東区西大寺上二丁目4-64。

旧 西大寺市の代表駅です。

 

 

 

 

 

 

 

②~⑦ 駅舎と駅前の風景です。

お祭りが楽しそうですね。

 

 

⑧ 改札口です。

ローカル線の駅にしては、かなり立派な改札口。

そうは言っても、岡山市東区の代表駅ですもんね(^_^;)

 

 

 

⑨⑩ ホームの様子です。

 

(つづく)