埼玉県熊谷市の北部、国道17号線の「上之(雷電神社)」という交差点の近くに神社はありました。
神社専用の駐車場はありました。自動車は、数十台位は停められそうです。
こちらの神社の由緒は、次の通りです(案内板による)。
「社伝によると今から八百年程前(1200~鎌倉時代)に創建され、応永年中(1394 室町時代)に成田氏(忍城主成田左京亮家時)により再建された上之村神社は、もとは久伊豆大明神と称し、摂社大雷神社と共に今は、上之・中西と末広・中央の一部の鎮守神となっているが、新編武蔵風土記には『上之村・箱田村・上川上村の鎮守なり』と記してある。
鎮座地は、上之の東北の端にあり、恵比寿・大黒福の神と山の神を祀り、昭和十七年には、熊谷の七福神巡りの一社に数えられ、摂社大雷神社と共に、商売繁盛の神・除災招福の神・五穀豊穣の神・縁結びの神・雨乞い・雷除け・電気工事安全の神として信仰されている。
ご祭神は、事代主命・大己貴命・大山祇命・の三柱で神仏分離まで本殿には、十一面観音像を、摂社雷電神社のご祭神は大雷神で、馬頭観音像を奉安していた。
『神明帳』によると、明治二年社名を従来の久伊豆神社から上之村神社に、摂社雷電神社から大雷神社に改称し、明治六年の郷村社々格選定の際、郷社として近郷(上之・箱田・皿尾・中里・小敷田・池上・下川上・大塚・南河原・犬塚・斎条・和田・中江袋・馬見塚・上池守・中池守・下池守・・・・)十九ヶ村の総鎮守に列した。
本殿は、両社とも一間社流造、銅板葺きの屋根で桃山・江戸時代の建築様式を残し、昭和四十一年3月8日に埼玉県の有形文化財に指定される。
昭和四十一年9月の台風により社殿大きく損傷するも、昭和五十四年5月18日に修復を終える。その後、平成七年5月5日には老朽化した大雷神社の修復を終え、社務所が木の香りも清々しく完成となった。」
1月1日に参拝。普段は無人かと思われ、以前参拝したことはありますが誰もいらっしゃらなかった。
入口です。
事代主命と大己貴命を祀るため、えびす様とだいこく様の絵&福の神というハンコが押されている。
神社名:上之村神社
鎮座地:埼玉県熊谷市上之16番地
祭 神:事代主命
相 殿:大己貴命 大山祗命
社格等:旧郷社
札所等:熊谷七福神 恵比寿神