豆本の未来工房主宰者である桑原宏氏が、2016/6/20鬼籍に入られたとの突然の悲報に接し、呆然としております。大変残念でなりません。本名、谷口利夫氏、82歳です。 謹んで哀悼の意を捧げます。

〔若かりし頃の桑原氏です。「豆本への招待」(桑原宏著:平成6年6月20日発行)の掲載写真です。〕

2011年2月28日付 日本経済新聞「豆本に込めた一粒物語」に掲載写真より

参考に、新聞の掲載内容を紹介します。


桑原さんとは、二十数年来のお付き合いで、未来工房の会員としては、新参者でした。お住まいを、羽村町から八日市市に転居された、1990年頃からです。

岐阜から、高速道路を使って車で2時間程度の距離で、何度かお宅を訪問させて貰い、2階の仕事場を拝見させて頂きました。 奥様とご一緒に、庭にバラを植えて楽しまれていたことが印象に残っています。

八日市市にお住まい頃、市議会議員を8年9か月務められるなど、多才な経歴をお持ちの方でした。

2001年には、羽村市に戻られ、銀座の奥野ビル「ギャラリー幻視舎」で、豆本などを展示されていました。東京に出張した際、そのギャラリーで、コーヒーを御馳走になったことを覚えております。


そして、赤江瀑の肉筆豆本「幻啼記」(2010年7月7日発行)が、豆本最後の発行となりました。

http://ameblo.jp/kokushihaku/entry-11996041097.html


桑原宏氏と奥様との共同制作であった未来工房豆本」を、これからも大切にしていきたいと思います。

ではまた。