志布志鉄道記念公園 | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園内を走る鉄道の紹介と風景の発見
車窓から眺めて「これはいい」と感じた風景の散策記

[ 国立公園鉄道のの探索 ]

志布志鉄道記念公園

 

 

志布志駅は、今は日南線の終点ですが、

1987年3月までは、大隅線や志布志線が乗り入れる交通の要衝でした。

 

 

 

 

 

 

 

普段は使われることがない側線に鋼材を載せた工事用車両が停車していました。

志布志駅では珍しい光景と思います。

 

 

以前は、この駅の約100m西側に駅と機関区がありました。

その一角は今「志布志鉄道記念公園」として整備され、

かつて活躍していた車両が保存されています。

 

 

 

志布志駅の背後に台地が迫ってます。

 

日南線・志布志~大隅夏井間では、

この地形面が断崖となって海に接している箇所に

鉄路が敷かれている区間があります。

2022年9月の台風の折、そこで築堤が被災しました。

 

 

 

志布志鉄道記念公園に着きました。

C58 112蒸気機関車、車掌車ヨ8951、キハ52 130気動車が保存されています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「C58 112 蒸気機関車の履歴」が掲げられています。

 

1939(昭和14)年2月16日、汽車製作株式会社で製作出荷され、

同年2月21日名古屋の稲沢機関区に配属、

昭和17年11月7日には多治見機関区へ、

昭和25年1月31日に大分機関区へ、

昭和47年6月17日に志布志機関区へ配属され、

 

そして1975(昭和50)年1月20日に志布志機関区で36年の生涯を終え、

その間に2,115,042km走行したことなどが記されています。

 

 

お召列車として活躍したこともあったようです。

 

最晩年は、志布志線(西都城~志布志間 38.6km)で走っていました。

 

 

 

 

 

 

 

国鉄ヨ8000形貨車、

車掌車、緩急車として貫通ブレーキが普及する前までは、各地で使われていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

内部に入れる車両はありませんが、各車両とも保存状態はよく、

定期的な管理がしっかりなされていると感じられました。