余部鉄橋空の駅 | 国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園鉄道の探索 ~記憶に残る景勝区間~

国立公園内を走る鉄道の紹介と風景の発見
車窓から眺めて「これはいい」と感じた風景の散策記

「国立公園鉄道の探索」

(山陰線 香住~餘部間・山陰海岸国立公園)

 

 山陰本線は、兵庫県北部の香住駅と餘部駅の間で「山陰海岸国立公園」指定区域内を通過します。

 この国立公園の風景の特色は、濃やかに変化する地質が描く岩の彩りにある、といわれています。香住駅~鎧駅~餘部駅間でトンネルの合間に現れる車窓風景からは、その魅力の一端に触れることが出来ます。

 

 

 

(香住~鎧 間) 兄弟赤島がみえています

 

 

   

         (鎧駅) 列車に乗っていた人たちも、この駅に着くとみな窓際に寄ってきて

写真撮影をしていました。鉄道好きの方々のようでした。

 

 

鎧駅と餘部駅の間には4つのトンネルがあります。最も餘部寄りのトンネルの雪覆いの合間から海が見えると、中空に放たれたように谷間を渡ります。ここで国立公園区域外に出ます。

 

 

(餘部駅)

 

 

(かつての山陰線の名所・トレッスル橋の旧余部橋梁の一角は「余部鉄橋空の駅」

と名付けられた展望台として活用されています)

 

 

 

(余部鉄橋と旧鉄橋を再活用した「余部鉄橋空の駅」)

 

 

 

(「余部鉄橋空の駅」の先端には旧線の線路が残されています)

 

 

(「余部鉄橋空の駅」からは山陰海岸国立公園内の風景が展望できます)

 

 

                      (下から見上げると怖い感じもします。今はエレベーターが設置されています)

 

 

                  ( 2010年まで使用されていた旧余部鉄橋の一部は、モニュメントとのような形 

                   地上に置かれています)

 

餘部駅は、途中下車をして風景散策をするには好条件を備えています。次の列車が来るまで、「余部鉄橋空の駅」から見下ろした風景の中を探索してみるのも面白いかと思います。