30年昔、独立したばかりの私は毎日電車でデータの納品に行ってたんです。で、ある時、当時私は金もないこともあり、一応ミュージシャンのカテゴリで仕事してましたからロン毛だったわけです。とある乗り換えがある駅で私は半分仮眠を取りつつ外部に気をまわしていたのですが、私の隣の席が空いたのに乗り換えで乗ってきた女子高生たぶん3人組でしょうか、「私がここに座らない理由わかる?私男のくせにロン毛とか気持ち悪くて大っきらいなんだよね!」とか言い始めたのです。ところが他の友人の女子高生は「えぇ~、私江口洋介とか好きだけどなぁ」(ひとつ屋根の下シリーズが流行ってた頃ですね)とか会話が流れていて結局その女子高生達は私が寝てる間に降りたみたいで助かったのですが、当時の女子高生は本当に酷いものでした。もし私がこの会話に激怒し喧嘩でもしようものなら、間違いなくこの女子高生達は私を痴漢の冤罪に持ち込もうとしたことでしょう。企業もどうしようもなく馬鹿揃いで、女子高生に商品の企画・プレゼンを金を握らせ依頼したり(もちろん成果なし)、マスコミも女子高生煽ったりと、当時の女子高生は「無敵」でした。あれから色々推移があり、今やZ世代と言われる高校生たちのほんと謙虚で大人しい有り様に、日本も浄化されていってるんだなぁと実感するわけです。当時公衆の面前で他人を笑い者にしたり「女子高生ブランド」を笠に着た今の40~50代のおばさん、どうしてるんでしょうかね。いい加減自分の無能さに気づきましたかね。いずれ極左団塊世代が死に絶えても今度はこの「無敵女子高生」時代を生きてきたどうしようもない世代の時代がやってくるのです。日本の安寧はまだまだ先の話ですね。その頃には私当然死んでますけど(笑)


via 平林征児's DTM
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