いやぁ、私、小学生4年から卒業まで(中には中学卒業するまで直接私に文句言いに来る度胸もなく影から私の悪口を聞こえる音量で毎日言ってるしつこい奴が一人だけいたんですけど)、すごく虐められてたわけですよ。理由は簡単、姉がいることによって、情報量が虐める側より圧倒的に多かったからです。小学4年生のころ、西城秀樹の「YMCA]が流行った頃、私は姉が使っている広辞苑を当たり前のように利用して、YMCAってどういう意味?と調べていたわけですよ。そこには「キリスト教青年会」と書いてあったわけです。そこでそれほど私を嫌っていない友人にそれをボソッと言ったわけですが、それが最後、協会でアーメンって祈ってるキリスト教があんな歌歌うわけない、征児は嘘つきだ!!と罵詈雑言の嵐にあったわけですよ。そして同じく小学4年生の頃、STAR WARS第四作(STAR WARSの最初の作品ですね)を観てR2D2というロボットが出てくるのですが、私はパンフレットとか映画情報誌でR2D2には中の人がいて操作していたというのを見聞していたわけですよ(ちなみに、故ケニー・ベイカー氏)。それをまた虐める側のグループに属していない友人にぼそっと言ってみたわけですよ。そしたらもうその日のうちに即炎上、あれは本物のロボットに決まってる!征児は嘘つきだ!!もうオンパレードですよ。私、悪いけど、すんげぇその辺根に持つ習性ですから。今でもハッキリ当時のこと覚えてるしそいつら許してないし顔合わせるのも嫌なんで同窓会とかガン無視してるんですけど、おかげで「征児」って呼び捨てにされるの今でもすんげぇ嫌なんです。なぜなら、虐める側のグループだけがそう呼んでいたから。他にも音楽会で打楽器やりたい人が私ともう一人いたんですけど、最終的に8分音符叩いてみてどっちがうまいかクラスの多数決で決めましょうということになって、私を虐めているグループ7~8人くらいだったかな、そいつらだけ、対抗馬に挙手して、残りの35人くらいの生徒は私に挙手してくれたりと、ほんといろいろ糞腹立つこといっぱいあってキリがないんですけど、そんな些細なことが続いて、私は自分の知り得た情報を学校で漏らすのは一切辞めました。そして無口になりました。それから時代は変わり高校生・音楽学校生になると、逆に杭にならないと生きていけない状況にめぐり合うようになるんです。高校では成績順位が発表され、ある程度成績を残さないと教師や生徒には舐められるし、バンドでは演奏が上手くないと存在が認められないという常にどちらも上位キープしてないと居所がないわけですよ。これは音楽学校に行ったらさらに過酷なものとなり、目立たなければ潰される、個性があればある程度名前が知れ渡ってOBのスタジオリハにヘルプで呼ばれるとかメリットがたくさんあるわけで、まさに杭にならざるを得ない環境だったわけです。そしていよいよ本業の作曲家になると・・・いやぁ、私の杭なんてほんとかわいいもんでしたよ(笑)周り杭だらけです。そりゃそうでしょう、他と同じような作品出してたら値段で淘汰されるわけだし、なんとしても自分のカラーを曲中に出していかねばならないわけです。

とまぁ幼少期から現在まで、出る杭は打たれるという日本の「常識」について異論・反論してきたわけですけど、最後に、これだけは言っておきたいと思います。サラリーマンとか、一般職に就きたかったら杭になってはいけません。潰されます。周りに合わせてください。フリーランス・起業家を目指すなら思いっきり杭になること。そして叩かれても折れないメンタルを持つことです・・・と言っても私メンヘラになるくらい根はメンタルすんごく弱いんですけどね(笑)


via 平林征児's DTM
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