子育てをしていると、どうしても、何回も、何十回も、子供のことで悩みます。


どうして私の言っていることをわかってくれないの


そんなことをしていたらダメでしょ


なんでやれないの??


責める言葉がたくさん出てきます。


自分の子供にはついつい厳しくなってしまうし、

他の子供のことなら許せても、我が子になると許せない気持ちになってしまうこともある。


まだやれるでしょ。もっと上にいけるでしょ。

期待ばかりが大きくなる。


他の子ができていると、うちの子も負けじとやってよ。

そんな汚い気持ちをどんどん子供にぶつけ

子供は親のことが嫌いになり、疲弊してしまいます。



そんな子育てをしてしまった時期がありました。

私はもともと水泳に力を入れていた子供。

毎日のようにスイミングに通い、泳ぐことが大好きで生活の一部、自分が生きるための一部になっていました。

やればやっただけタイムの成果としてでる。

やらなければ成果はでない。


それを小学生の時から知っていて、負けず嫌いで

とことん自分を追い込んで試合に向けてメラメラさせていくタイプでした。


自分の子供なら、そうだろうと思い込んでいたけど実際は全然。

争いごとは嫌い。闘争心むき出しにはならない。

心がとても優しい子で、人の気持ちを理解して手を差しの出ることができる子です。


そんな子に、私のスポコン魂は苦痛。地獄のように感じていたに違いありません。



中学の時、心を閉ざしてしまいました。



そこから、今はなんでも??ある程度一緒に考えたり、話をたくさんできるようになりました。


そうなるまでに何をしたのか



一切 否定せずに、子供の話を聞く。

笑顔で聞く。楽しく相槌を打つ。

正論をぶつけない。


悩み事であった場合、それでどうしようと考えているの?と聞いてみる。


私に結論を求めているのではなくて、自分が考えている方法が受け入れられるかどうかの最終チェックでしかないから。


たとえちょっと違っていたとしても

その考え方に敬意を払う。


よく考えれたね

それでいいと思うよ。



もう一つ、付け加えるなら〜

私の意見を交える。




この繰り返し。積み重ねで深い話ができるようになりました。


自分の意見もはっきり言えるようになりました。



そして、うちには子供が3人いますが、私と子供

マンツーマンになれる時間を作ることにも

力を入れました。


それが、2人でドライブ。


同じ方向を見て、向き合わない状態の方が

話しやすいこともある。


お気に入りの曲をかけながら

「あのさーこの間こういうことがあって」


家では話しにくいことも話してくれるように。


2人で出かけた時ぐらい、その子供だけの特別があっていいとも思います。


欲しいものを買ってあげることも貴重な時間。



私はそれをするために必死に働いているけど

それが本当に家族や子供たちにプラスになるのならば、本望だと思う。


男親にはできない、心のケアの部分。

もし、子供との関係がギクシャクしているなら、

何も無理して話さなくてもいい。

いつもと違う場所へ行ってのんびりしたらいい。

話がしたくなるまで待てばいいと、今なら思えます。



子供との関係で、本当にしんどかったけど、しんどい時に誰も教えてくれなかった。

もっと早くこんなふうに力を抜いて接すればいいんだよって教えて欲しかった思いがあるので

誰かの参考になれば、、、と思い書きました。