この春、渋谷教育学園幕張中に進学することになったNさんから、体験記をいただきました。

 

 

桜蔭にも合格し、少し迷われていましたが、

多様性の中で学びたいというお子さんの意思を尊重して、桜蔭は辞退なさいました。

 

 

お母様は、

「自宅からは桜蔭の方がずっと近いのですけれどね」

と笑っていらっしゃいましたが、お子さんが渋幕ライフを楽しめるよう、全力でサポートされるようです。

 

 

さて、Nさんとの出会いは4年前。

 

飛び級で4年生クラスの受講を開始しましたが、学力は実学年の受講生を凌駕するほどでした。

 

 

読書家で教材の文章を難なく読みこなす力がありましたし、漢字も得意でした。(ちなみに、漢検2級を取得済みだそうです……!)

 

 

このようなお子さんには飛び級が向いています。

 

 

少し難しめのことに取り組みながら、力を伸ばしていき、

5年の後期には、過去問演習を始めることができました。

 

 

……このように書くと、何かものすごく迫力のある「お勉強少女」をイメージされるかもしれませんね。

 

 

真逆です。

 

 

お子さんもお母様も、ふんわりとした優しい雰囲気の方です。

お子さんの興味・関心を優先し、「我が家のペース」を大切にされていました。

 

 

それでは、今回はお母様からいただいた手記をご紹介します。

 

過分なお言葉を頂戴して恐縮している次第ですが、そのままご紹介します。

 

 

受験体験記

2/11/2022 母

 

栄東中東大特待コース(6年特待合格)

渋谷幕張中(合格→進学)

桜蔭中(合格)

 

長かった中学受験生活が終わり、ずっと憧れていた渋谷教育学園幕張中に通えることになりました。合格は、渋幕の他に、桜蔭中、栄東中東大特待コース(6年特待)からいただき、努力が最高の結果につながりましたが、一番嬉しかったのは、桜蔭の合格発表の日に南雲先生に報告に伺った時に、涙を流して喜んでくださったことでした。先生は常に励ましの言葉をかけてくださり、教室に行くたびに親子とも元気づけられていました。

 

娘は習い事を続けたいこともあり、日数が拘束される大手塾には通わずマイペースで勉強を進めていました。そんな中、3年生の時に家の近くに四谷大塚での桜蔭クラスで教えていらした有名な国語の先生がいらっしゃるということをきき、著書も拝読して、ぜひ教えていただきたいと門をたたきました。

 

当時から大人気の塾でしたが、漢検や公文が割合と進んでいて難しい文章が読めていたこともあり、飛び級ではありますが、4年生コースに空きがあるということで、入塾することができました。体験授業の時には私も同席しましたが、南雲先生の素敵な声と丁寧な日本語、言葉遣いにさすが一流の先生は教え方も違うなあと感銘を受けたことを今でも覚えています。

 

5年生の時には6年生クラスまで終了していましたので、6年生の1年間は少人数の過去問講座を受講させていただきました。

過去問講座以前の集団授業では、時間に余裕があることもあり、入試に出る漢字、ことわざや慣用句など授業の教材を繰り返して完全にするよう心掛けていました。また、読解は、先生がチョイスした良問をたくさん解くことができていたので、6年生からの過去問講座を開始した時にはだいぶ記述ができるようになっていましたが、桜蔭の答案にはまだまだの状態でした。

 

過去問講座は、本当に素晴らしく、南雲国語教室の真骨頂だと思います。

数多くの生徒を桜蔭に送り出したプロフェッショナルの先生と何回もやりとりすることにより、文章の理解が深まるだけでなく、書き直すことにより解答が洗練されていき、学校が求めるテーマを適格に理解し、自分のものにすることができます。

 

12月には、桜蔭の過去問は、合格点を大きく超えるレベルの答案を仕上げるレベルにまで成長していました。

桜蔭入試の前日には、南雲先生に添削していただいた答案を全部見直し(なんと16年分!)、これ以上国語をやっている受験生はいないと自信をもって1時間目の国語に臨むことができました。

 

受験は量をこなすことやテスト慣れも必要なので、6年生の7月からサピックスに通いましたが、ここでも国語は大きな武器になり、入塾当初からトップ層として成績を崩すことなく受験に臨むことができ、改めて南雲国語教室の威力を実感しました。

 

また、桜蔭の国語対策をやりこむとで、渋幕の入試でも、国語はもちろん、難解な長文で知られる理科や社会も対応できるようになっていて(本番でも時間が余りました)、男子と勝負しなければならない渋幕入試で大きな武器になりました。

 

最後になりますが、4年間にもわたって、いつもあたたかく丁寧にご指導くださり子供の成長を見守ってくださったこと、ご縁をいただいたことを南雲先生に心より感謝申し上げます。本当にどうもありがとうございました。