本日は、体験授業へのご参加、ありがとうございました。


今の時期としては難しめの内容でしたが、お子さんたちは、真剣そのものでよくがんばってくれました。


今日の授業のねらいのひとつは、中学入試で合格点を取るために必要なことがらを紹介し、これから何に気をつけて勉強すればよいのかを知っていただくことにありました。



いわゆる難関校の入試問題が記述中心であるため、低学年のうちからどんどん記述問題を解かせる方が有利であるという考え方があり、それを実践している塾もあります。


それは「読む」ことが狂いなくできている子にとっては、効果的な学習方法です。


一方、「読む」力がついていないのに記述の練習ばかりやっていると、必ず行き詰まります。

選択肢問題も解けなくなってくるのです。




私はよく生徒さんに、頭を使う前に目玉を使って! と言っています。


ことばが見えていること、
主語が何で述語が何かが見えていること、
指示語が何を指しているのかが見えていること、
接続関係が見えていること……などなど、
文そのものにしっかり目がくっついていて、その情報を処理できていることが、何より大事なのです。


そのうえで記述の練習をすれば、減点されにくい答えが書けるようになります。


今日の授業では、その「文を見る」ことをたくさん実践してもらいました。


とてもたいへんなお勉強だったと思いますが、どのお子さんも本当に一生懸命取り組んでいました。


嬉しかったです。



今日やったことが、今後の学習に少しでも生きてくれたらと願っています。