またまた長い休眠状態に入ってしまいました。


このブログももはやこれまでかと思われましたが、どっこい復活です。


今年度の中学入試も終わりました。教室としての最終的なしめくくりには、少し時間がいるところではありますが、一応、決着です。


文句なしの春を迎えた方もいらっしゃる一方で、波立った気持ちのおさまりがつきそうにない方も多いことと思います。


読売受験サポートのコラムにも書きましたが、結果が出てからが本当の勝負です。新しく縁のあった環境で、いかに賢く、たくましく育ってもらうかが肝心ではないでしょうか。




中学受験、大学受験と、その経緯をご紹介してきたうちの長女も、早いもので、就活に突入しました。


ああ、本当の試練はここだったか! と打ちのめされるような思いがしています。


今までの「ちょっとした試練」の行き着く先、最強のラストボスを目の当たりにしています。


地方国立大学でしかも人文系の学生など、エントリーシートを送れども送れども通らないそうです。長女いわく、就職に力を入れている都内の私大に持っていかれてしまうのだとか。


報道などにあるように、100社受けて通ったのは5社だけなどというのは普通のことで、落とされ続けることに耐え抜かなければならないようです。就活をしたことのない私には、想像を絶する世界です。


「中学受験、大学受験、就職活動のどれが一番大変?」と尋ねられたある学生さんが、就活の大変さに比べれば、受験なんて何でもないことだ、と答えたそうです。


医師などの専門職を目指すにしても、人気のリケジョを目指すにしても、本当に本当に楽な道などひとつもありません。


もっといえば、就職してその先もタイヘンだし、結婚も子育てもタイヘンだし……


何の慰めにもならないかもしれませんが、どこの中学に行ったかで一生が決まるわけでもないし、むしろ中学受験という試練が子どもを強くしてくれたと考えてよいのではないでしょうか。


これから出会うたくさんの試練をどう乗りこえていくか、本当の勝負は始まったばかりです!