中学受験をするなら、大手塾に通わなくてはだめ、というのが常識にようになっています。


塾のシステムに上手に乗ることができるなら、それもよい選択であることに間違いありません。


でも。


塾に通わずして、自分に合った方法で学力を伸ばし、希望する学校への合格を手にするお子さんもいらっしゃいます。




いったいどうやって……??





そこで、国語のみ私の教室で勉強し、後の教科をすべて家庭学習されたお父様の手記をご紹介いたします。




私のことも過分にお褒めいただいており、



そのまま自分のブログでご紹介するのもこそばゆいところですが、



私の手で改変してしまうとお父様の「生の声」ではなくなってしまいますので、



wordでただいた原稿を、そのままコピーして貼り付けます。





平成25年2月3日
中学受験を終えて
S.T(父)

受験校 栄東中学校A日程(合格)、東邦大学付属東邦中学校(合格)
駒場東邦中学校(合格・進学)、聖光学院中学校(合格)

4年生の頃から、国語の成績が徐々にふるわなくなりました。
いろいろ対策をとってみましたが、あまり改善出来ず、親として何もしてあげられないことに、歯がゆい思いでした。そんな折、南雲先生の本を拝読して感銘を受け、国語教室を開かれていると知り、ご指導いただけないかとお願いにうかがいました。
5年生コースは満員でしたが、何とか入れていただけることになりました。これを機にW塾は退塾し、普段は予習シリーズをベースに、四谷の週テストを受けながら、私が教えることにしました。
南雲先生の授業ですが、息子によれば、「なぐもはやっぱいいわ~」、「あ~、疲れた。なぐもの後は腹がへるなぁ~」といった感じです。先生の講義は非常にわかり易く、集中させてくれるようです。
とは言え、最初の頃は解答用紙が真っ白で、ついていけるか心配でした。しかし、徐々に書けるようになってきました。四谷の週テストに関しては、文種によっては低迷することもありましたが、物語文では100点をとることもありました。組分けテストや公開模試に関しては、少しずつ上昇し、また徐々に安定してきました。6年生の4月に受けた合不合判定テストでは、国語の偏差値が70を超えました。
 尚、時期が前後しますが、春休みには適性を確認する意味もあって、春期講習とは別に、駒場東邦中の国語の過去問の個別指導を2年分お願いしました。
 夏休み前半は四科の総復習を行いました。8月下旬から、駒場東邦中の算・理・社の過去問を開始しましたが、ここで問題が発生しました。算・理・社の問題が、思った以上にとっつきにくいことがわかりました。更に、駒東オープンの結果も思わしくなく、悩んだ結果、聖光学院も併願することにしました。なぜ聖光にしたかと申しますと、駒東と逆で、算・理・社の相性が良かったからです。特に算数との相性が良く、スイスイ解いておりました。聖光オープンでは、算数は2位の好成績でした。問題は聖光の国語です。家で試しに過去問をやってみたところ、合格点に20点以上足りない状況でした。そこで、再度、南雲先生におすがりすることになりました。10月の後半から、毎週1回分ずつ過去問の個別指導を1時間ずつ受講させていただくことになったのです。この最後の3ヶ月で、聖光の国語に関しても合格点に達するレベルに底上げしていただきました。本当にありがとうございました。
 入試日の前日も、最後は南雲先生にレッスンをお願いしました。少し不安を感じている息子に対し、「出来る子ほどいろいろと気にするのよ!合格したら、体験記お願いね~」と声をかけていただき、いっぺんに息子は自信を取り戻し、意気揚々と渋谷に向かうことが出来ました。
 入試本番では奇跡がおきました。2ヶ月前に購入し本人に読ませておいた本が、国語の問題文として出題されたのです。南雲先生のすすめにより毎日の読書を欠かさず行った結果、2年弱の間に息子は200冊以上の物語をこつこつと読み込んでおりましたが、その努力が最後に実ったのです。
  息子は入試の当日も、受験会場で、学習塾関係者の応援騒ぎを横目に、「南雲先生、来てくれてないかなぁ」と申しておりました。それだけ尊敬し、信頼できる先生だったのだと思います。
 本当に有難うございました。