6年女子の最上位クラスを担当させていただいて6年めになります。女子最難関である桜蔭中学に進学した卒業生の方々も100名を超えました。最初の卒業生の方は高校2年になりますが、いまでも、顔を見せに来てくれたり、メールをくれたりします。みんな向上心があり、たいへんな努力家ですが。決してギスギスのガリ勉などではありません。明るく、思いやりあふれるすてきなお嬢さんたちです。クラスにはいつも笑い声が絶えず、みんな仲が良く、互いに切磋琢磨しながら、「みんなでいっしょに合格しよう」と力をあわせていました。欠席するとすぐに友達から「大丈夫?」というメールが届くし、テストの成績が悪くて落ち込んでいると、クラスメートが励ましてくれる…そんな和気藹々とした楽しいクラスでした。個性も気も強い女の子の集まりですから、当然そこには小さな軋轢もあります。でも、友達をライバル視して、蹴落として…というような雰囲気は全くありません。私たち担当講師も、お子さん同士を競わせたり、あおったり、成績の悪い子を発表してさらしものにしたり…ということが生理的に嫌いなのでやらないし、脅したりもしません。クラスの和があったほうが集団としてのエネルギーが高まって、個々の学力向上にもいい影響があるように思います。