[Amebaグルっぽ]

 

AmebaMeister 丸形170px

 

久々の専門ネタです。

日本語が乱れていると言われて久しい今日この頃

言葉は変化するもの、という考えもわかりますし、

言葉なんて伝わればいい、という「主に理系の方」「文化に関心がない階層」からの

乱暴な意見もありますが、民族の言葉は文化、民族の礎と思う私からすれば、

やはり譲れないところはあります。

それでも「ら抜き言葉」などは、特に話し言葉では気にしないように努めています。

さすがに自分では遣わないし、方言ならともかく共通語で語っていて

「ら抜き言葉」を遣う人は「そういうレベルの人なんだな」と思ってしまいますが。

逆に、正しい日本語を使いこなしている人に会うと、

嬉しくなると同時に、その人への評価もぐ~んと高まりますね。

 

その一例が「とんでもない」の敬語表現です。

最近は多くの人が「とんでもございません」というようですが、

これは実は正しくないのです。

「とんでもない」はもともとは一つの語なので一部を変えることはできません。

本来は「とんでもないことでございます」少し砕けて「とんでもないです」

同義語に変えるなら「恐縮です」「痛み入ります」などがよいでしょう。

もっとも、文化庁の答申では「とんでもございません」

許容の範囲とされているようですが、私のように言葉にこだわりのある者は

やはりひっかかってしまいますね。

だからこそ「とんでもないことでございます」という表現を

目にしたときの感動は言葉では表せません。

その語を発した相手への評価もよい方に変わります。

以前は、外資系の保険会社の担当者から聞いて、外資系なのに!!と驚き、

機会があったら、その保険会社の商品を購入したいと思いました。

最近では、副業のチャットルームで見かけ、

名前しか知らない人だけれど、なんとなく親しみを持ちました。

そして、お伊勢丹の外商の新しい担当の若い女性からも。

さすがお伊勢丹の外商アップと思いました。

 

逆に、マニュアル通りで配慮のない言葉遣いをされると、

必要以上に突っ込んでしまいます。

やはり副業の方で、社員からの勧めでの打診を

「個人的理由」と決めつけられ、撤回させたことがありました。

個人的理由=身勝手、我儘、ととられる言葉ですからね。

 

言葉一つで、相手の気分や自分への評価を良くも悪くもさせられる

そんな大切なことを、社会の中で生きるものであれば忘れたくないですね。

「国語の先生」として、また一般社団法人日本Webライティング協会理事としても

私の大切な仕事だと思っています。

 

私が理事を務める「社団法人日本Webライティング協会」授与の資格。お勧めです。
それからWOHASをより多くの方に知っていただきたいと思っております。
WOHASの名の下へ、みんな集まれ!!を合言葉に。
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