フェイスブックでの出来事です。
こちらはタイムラグがありますが、
フェイスブックはリアルタイムでアップすることが多いです。
画像付きの記事はほとんどが飲食物で、飲食店での画像も多いのですが、
連れが我が家にいるときは、手作り料理画像もあげます。
自信があるわけではありませんが、愛情料理ということで
ダメ出しが趣味のようになっている方もいらして、
あまりにストレスになる場合は、見えない設定にしたりもしました。
「盛り付けがおおざっぱ」「量が多い」というコメントをいただきますが、
素人の手料理なので、温かく見守ってほしいと内心では思っています。
今回、女性のフレンドから「すごい食欲です。とても旺盛で自分が食べる量の倍くらい」
というコメントを頂きました。
正直、いい気持ちはしませんでした。
あからさまではありませんが、「大食い」と嘲笑されたと感じたからです。
この発言をした方は、私より少し年長の女性で、もう10年以上のお付き合いになります。
悪意がない素直な方だとはわかっています。
それでも、あまりに無神経な発言だと思いました。
「私は食欲がないから、羨ましく思った」と言い訳をなさっていましたが、
それは、太っている女性に太っている女性に
「私はいくら食べても太れないから羨ましいわ」と言うのと同じことです。
言われた側は、女性であればほぼ100%皮肉か嫌がらせだと思って、不快に思うでしょう。
今の日本社会において、やはり「女性は小食のほうが好感度が高い」
「太っている女性より痩せている女性のほうが魅力的」
という暗黙の共通価値感があるのは事実ですから、
その是非は別として。
ですから、相手を「食欲旺盛」と言う裏には、
「私はあなたと違って小食なの。女性として価値が高いわ」
というマウンティングが潜んでいると思われても仕方ないわけです。
もちろん、件の女性がそんな意識を持っているとは思いませんが、
そう取られても仕方ない発言だと思いました。
では、誉め言葉として同じ内容を表すにはどうしたらいいのか。
それは「健啖家」と言い換えればいいのではないでしょうか?
食欲旺盛=揶揄と皮肉を込めたネガティブ評価
健啖家=好き嫌いなく何でも食べる、胃腸が丈夫で健康な人というポジティブ評価
というイメージがあるからです。
私は「食欲旺盛」と言われたらムッとしますが、
「健啖家」と言われたら「健康ですから」と笑顔で返します。
この記事が「国語指導」カテにしてあるのは
「言い換えがいかに大切か」を訴えたいからです。
自分の思っていることを誤解されないようによりうまく伝えるためには、
語彙が多い方がいい、ということです。
同じことを伝えるのでも、相手を不快にさせる言い方と喜ばせられる言い方がある、
これから社会に出ていく子供たち、若者たちには役に立つ教えだと思います。
そして語彙を増やすためには、やはり読書が第一。
それからそれを使いこなせるようにするためには、発信の機会も増やすことです。
言葉は使われながら磨かれていくものですから
私が理事を務める「社団法人日本Webライティング協会」授与の資格。お勧めです。
それからWOHASをより多くの方に知っていただきたいと思っております。
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