そのご家庭からインターネットでご相談があったのは1月末のこと。
現在中1のお子さんは、某大手進学塾に通っているそうで、
1年生のときは選抜クラスにいたが、今回の選抜テストに不合格、
2年生からは選抜クラスに入れない、
英数は基準点を超えているが、国語の点数がどうしようもなく困っている。
という内容でした。
そちらの塾は以前勤務していたことがあり、選抜クラスと一般クラスの差もよく知っています。
公立のトップ校ならともかく、国私立の難関校は、一般クラスの教材では難しいことも。
もっとも、私は一般クラスから複数の生徒を難関私大付属に合格させてますけどね
詳しくお話を伺うと、スポーツチームに入っていて、受験学年まではそちらを優先したいとのこと、
通塾も英数の2教科で、国語は特に何もやっていないというお話でした。
それではいくらなんでも無理ですよ。
学校レベルならともかく、難関高校受験レベルの問題は独学ではほぼ無理です。
体験授業に伺って問題を見ながら本人に話を聞いたところ、
問題が意味していることすらわからないと。
確かに「動詞の活用の種類」なんて、学校では1年生では教えませんから。
2年生から選抜クラスで授業を受けるために、もう一度チャンスがある。
そこまで2回しか時間が取れない、手っ取り早く最小限の知識と点のとり方だけ伝授します、ということで
オンライン授業を2度行いました。
出題範囲は全分野だということで
知らないと手が出せない文法用語、
それから出ないだろうとは思いましたが、これも知らないとどうしようもない韻文と古文の知識を優先しました。
あとは、「抜書問題」の注意点など、とにかくまずは得点を取ることを最優先で2回の授業を終えました。
結果、無事合格
しかも、国語の偏差値が一番高かったようです。
塾の先生もたった一月でこの変化、さぞ驚かれたことでしょうね。
このお子さんの場合、国語は何もやってこなかっただけで、能力がないわけではなかったのです。
比較する元々の偏差値、点数が大変低かったので、偏差値で20程度伸ばすのも簡単でした。
すぐ埋まる穴がそこここにありましたから
もちろん、ご家庭が指定する教材をすぐに用意してくださったり、本人も言われたことを素直にこなしたりという
クライアント側に助けられた面も大きいです。
それでも、弱点を分析し、短期間にそれを補えるよう優先順位をつけて指導できるのは、
やはりプロしかできません。
ということで、大変喜んでいただいて、引き続き指導することになりました。
小学生から中学生まで、効率を考えればプロの家庭教師が一番です。
以前は対面だけで近場の案件しかお引き受けできませんでしたが、
今はオンラインで、遠方でも大丈夫です。
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