グルっぽを作成しました。
「国語指導」という名称です。
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関心のある方は、どうぞご参加お待ちしております。

中学生への和歌の指導で「格調」というものがあります。
句切れによって決まるリズムの流れのことです。

その前に、句切れのおさらいを。
句切れというのは、和歌の5つの句を2つに切ったときの切れ目です。
口語訳したときに句点(。)がつくところといわれています。

五/七五七七ー初句切れ 五七/五七七ー二句切れ 五七五/七七ー三句切れ 
五七五七/七ー四句切れ 五七五七七/ー句切れなし

この句切れで、二句切れと四句切れが五七がくっつくので「五七調」
初句切れと三句切れが七五がくっつくので「七五調」といいます。
「五七調」は力強く重々しい流れになり、万葉集に多いです。
「ますらをぶり」とも言われます。
ますらをとは「丈夫」や「益荒男」と書き、雄雄しくたくましい男、という意味です。

一方「七五調」は古今和歌集、新古今和歌集によく見られます。
こちらは流れるような滑らかな流れで、「たをやめぶり」と呼ばれます。
たをやめとは「手弱女」や「嫋女」と書き、なよなよとして優美で繊細な女性の意味ですね。

そんな解説をしながら、生徒達の顔を見ると。
どう見ても「ますら」と「たをや」ばかりあせる
昨今は「肉食系女子」「草食系男子」が多いといわれますが、中学生からその片鱗があるとはね~

年配の先生は、「女々しい」という言葉は一種の差別用語だが、
今は女子にではなく男子生徒に相応しい言葉だ、
本来の意味は、態度や気性が柔弱である、いくじがないというもので、男性に使うことが多いそうだが、「男男しい」と言い換えればいい、とおっしゃっていました(苦笑)

男子、がんばれ!(笑)

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