グルっぽを作成しました。
「国語指導」という名称です。
国語(日本語)についてなら、なんでも語り合っていきたいと思います。
お陰様でたくさんの方にご参加いただいています。
関心のある方は、どうぞご参加お待ちしております。

2月17日(日)に渋谷で開催されました、
Webライティングセミナー「あなたの日本語失格です」は無事終了いたしました。
http://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/seminner0217.php

おかげさまで、たくさんの方にいらしていただき、感謝しております。
少しでも聴衆の皆さまのお役に立てれば嬉しく存じます。
このセミナーをきっかけに、協会の理事に就任いたしましたことは過日ご報告済みですね。
また、聞いてくださった複数の方から、次のセミナーのオファーもありました。
ありがたいことです。
ご期待を裏切らないよう精進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、遅くなりましたが、簡単に当日の模様を報告させていただきます。
まず最初に、主催者である社団法人日本Webライティング協会代表理事芳川充氏よりご紹介をいただきました。
「酒豪」「主婦業もこなし」というご紹介に、冷や汗が出ました。あせる

その部分を訂正後(笑)、まずは「文語と口語」の話から。
Webライティングは非常に口語(話し言葉)に近いが、やはり文語(書き言葉)である以上、正しい日本語で綴るべきである、
それは信用につながり、ビジネスシーンでは重要な条件である、とお話しました。
公開範囲が選べない場での発信が「日本語失格!!」であるなら、ビジネスパーソンとして「失格!!」の烙印を押されてしまうことは必至であろう、
そうならないための「知っているようで知らない日本語の知識」についてのレクチャーが本日の主題であると。

ここで小テストをしました。
さすがに「カエルの子はカエル」を取引先などで遣ってはならないことは全員の方がご存知でした。
しかし「情けは人のためならず」を間違って覚えていた方が半数ほど・・・
「情けをかけることはその人のためにならない」ではなく「情けは他人のためにかけるのでなく、回り回って自分のためになるからである」という意味ですね。

内容、表記の話をする前に、効果的な画面作り、特に文章構成について説明しました。
詳しくは3月に頒布されるDVDをご覧になっていただくとして、結論だけ。
普通、論理的文章は「序論→本論→結論」という「尾括型」が多いのですが、
Webライティングでは「頭括型」つまり「結論→本論」という形で結論を最初に持ってくる構成が効果的なのです。
芸能人など有名人のブログならともかく、一般人の場合最初が肝心ですから。
あとは、字体(明朝体がいい、斜め文字は多用しないなど)やフォント、色や画像の工夫なども簡単に触れました。

その後、内容表記の話に移りました。
変換ミスは、Webライティングでは突っ込まないのがお約束だが、
明らかに「変換ミス」でなく、間違って覚えているケースについて例を挙げて説明しました。
「やむを得ない」が「やむ負えない(終えない)」などになっている場合ですね。
中途半端に聞きかじりの言葉を遣うからこういう間違いが生じる、
信頼を得るためには、調べる手間を嫌うてはならない、とお話しました。
私も、言葉だけでなく出典なども必ず確認するようにしています。
それが「自分の文章に責任を持つ」ということであり、信頼につながっていくのです。

「こんな日本語、つかいこなせますか?」ということで、
間違いやすい日本語の例をレジュメを見ながらいくつか挙げていきました。
また、特にビジネス文書では重要な位置を占める「敬語の使い方」に関しては、事例も挙げ時間をかけて説明しました。
剽窃にならないためのリライト、引用の注意失敗しないクレーム対応についてもお話しました。
失敗しないクレーム対応は、「謝罪になっていない謝罪文」の例を挙げました。

知っておきたいことわざ慣用句四字熟語序数の常識などはレジュメを見ていただくことにして、
第一部の締めくくりは、ネチケット、ネットマナーについて、私の失敗談をお話し、他山の石としていただくことにしました。
内容は割愛しますが、「ネガティブな話題の時は一般論として語り、個人特定ができない形にすること」です。
誉める話題の時は大げさすぎるほどでもかまわないでしょうし、個人特定ができてもトラブルに発展することは少ないです。
しかし、苦言や疑問などネガティブな内容は、思わぬクレームに発展しかねません。
決して個人特定ができない形で発信するのは、ネット社会での常識でしょう。
1度発信したものは、あとで取り消してもキャッシュを保存している人もいる可能性があり、
全世界に知られるものだという自覚がWebライティングには何より必要なものであり、
これからコミュニケーションツールとしてますます重要度を高めていくWebライティングに関わっていく上で、忘れてはならない
ということを強調しました。

ここで10分ほど休憩、一息つきました。

第二部は6月に実施されるWebライティング検定試験の傾向と対策です。
私が担当する「国語」分野を中心に、まずは模擬テストから。
日本語の知識に関わる模擬問題を24問ほど、20分程度で解いていただきました。
1:漢字 2:言葉の意味 3:語彙 4:表記 5:文法 6:敬語の6カテゴリーで出題しました。
一部引っ掛け問題を挿入したためか、全問正解者は皆無。
24問中20問正解という方が数人、半分以下の方はいらっしゃいませんでした。

実際の試験では、1級が86点以上、2級が60~85点、3級が50~59点、
一科目でも基準未満(1級は60%、2級は30%)があると合格できません
のでご注意ください。

その後、Webライティング、コピーらぃティング、SEO、法律倫理の分野は、このセミナーではレジュメをご覧いただくということで、軽く扱うに留めました。

最後に質疑応答の時間をとり、いくつかご質問にお答えいたしました。
あっという間の2時間、皆さまにはご静聴いただき、本当に感謝しております。
私にとってもとても有意義な時間でした。
こういう内容のセミナーを必要とされる方がいらっしゃいましたら、
Lan-Lan教育研究所、もしくは社団法人日本Webライティング教会を通じてお申し込みいただけましたら、マネージメントスタッフが対応させていただきます。

また、途中でもご案内しましたが、当日のセミナーを録画しましたDVDが3月に発売されます。
遠方の方、また当日ご都合がつかなかった方など、興味ご歓心がおありの方は、是非こちらをお申し込みいただけますよう、お願いいたします。
予約フォームはこちらになります。
http://xn--web-pi4be7e0holjd5279abzjl89cqqd.com/contents/dvd_yoyaku/index.php
多数のお申し込みをお待ちしております。

さて、次のセミナーは3月16日(土)、浦和で開催される「童謡唱歌に見る美しい日本語:冬の歌」です。
http://ameblo.jp/kokugonosensei-nana/day-20130206.html
こちらは、子育て世代の若いパパやママに是非聞いていただきたい、柔らかい内容です。
おいしいランチつきですのでナイフとフォーク、こちらもお待ちしておりますね~

ペタしてね

それからWOHASをより多くの方に知っていただきたいと思っております。
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