グルっぽを作成しました。
「国語指導」という名称です。
国語(日本語)についてなら、なんでも語り合っていきたいと思います。
お陰様でたくさんの方にご参加いただいています。
関心のある方は、どうぞご参加お待ちしております。

わが県の高校入試は他県と違ってちょっと異様の体をなしています。
一社独占の某業者テスト結果が、県内私立の事前相談の重要要素となるのです。
この制度に関して、私は賛成できません。
いつかその問題についても語りたいと思っています。
が・・・
現状ではその業者テストが、高校受験生にとっては重要な位置づけになっているのが事実である以上、
必要悪であっても、私たちは対策をしないわけにはいきません。

事前相談に使う材料となるのは、9月10月11月12月と4回分。
すでに条件を満たした生徒はいいのですが、まだ確約が取れない生徒にとっては12月が最後のチャンス。
対策のために、毎日のように過去問題をもらいにくる生徒が後を絶ちません。

昨日も今日も事務室に過去問題を欲しいと言ってくる子達に言いました。
「過去問はやるだけでは意味がないのよ。その後分析しなくては。わかってる?」と。
これは業者テストだけに限ったことではありません。
過去問演習は受験にはつきものかと思います。
しかし、ここに落とし穴があるのです。

過去問題をいくらやっても、それだけで実力はつかないし、受かるようにはなりません。

まず、過去に出題された問題、少なくとも向こう5年は同じ問題は出ません。
入試の場合、同じような傾向の他校の問題を解いた方が、よほど「予想」になります。
過去問題を解くのは、1つには出題傾向を知るため、あとは時間配分の訓練ですね。
あとは、自分が間違えやすいところを把握して、その対策をとるためです。

過去問演習に時間をとられ過ぎること、それから過去問を解いているから大丈夫と安心することはとても危険です。
上記のように、あくまでも出題傾向と時間配分さえつかんだら、ほかの勉強に時間を費やすべきかと。
自分の失点ポイントはなかなか生徒自身ではわかりません。
そこは私達講師の仕事なので、解いたら解きっぱなしにしないで持ってきなさいと口を酸っぱくして言っています。

受験も近くなってきたので、もうひとつ。
私たち講師が、一番心配な生徒のタイプ、それは「メンタル面がとても弱い子ども」です。
こういう子は、とにかくネガティヴな材料を見つけることが得意。
例えば「ほかの生徒より部活動を遅くまでやっていた」
「定期テストの前に風邪をひいて実力が出せなかったから内申点が低い」
「塾まで、ほかの生徒より遠くて自習室に行く頻度が少ない」などなど。

ちょっとしたことでも「だから自分はいい点が取れないに違いない→受験も失敗する」と思い込んで、勝手に落ち込んでしまうのです。
ちょっと待って!
落ち込む暇があったら勉強しなさい!!
誰だってマイナスの要素はあるもの。
周りの条件が全て整って、万全の状態で受験にだけ打ち込める人のほうが少ないのです。
みんな、なんらかの不利を抱えながらがんばっている。
言い訳や文句を言わずに努力した生徒に、栄冠は輝くのです。

毎年、1人か2人、こういう「メンタル面で心配な生徒」がいます。
女子にありがちなように思います。
今年も・・・
こういうタイプは、保護者や周囲の期待にも押しつぶされてしまうことが多いです。
過剰な期待は危険です。

打たれ弱いとも言いますね。純粋培養なんでしょうか?失敗を過度に恐れます。
子どもはある意味では「タクマシク」育てた方がいいと思います。
保護者の方々、「メンタル面」をしっかり鍛えてください。
そのためにも、小学生以下は一定以上の規模の集団、それも雑多な人間が集まった集団に入れるほうが、私は望ましいと思うのです。

子育ては難しいですね。

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