土曜日はアメブロでもFBでもお付き合いいただいている地元のお友だちの主催する
コンサートに行ってまいりました。音譜
お友だちは8月の講演会にもいらしていただいた方で、河野弥生さんと仰います。
http://www.geocities.jp/river_yacchan/
「第13回サロンドロットコンサート」で、本日のテーマは「ジャズとクラシック」ということで、
クラシックとジャズの融合がテーマでした。
http://blog.livedoor.jp/yanosuke50/
演奏者はクラリネット兼司会者、今日のコンサートマスター(笑)の高橋勇太さん。
http://ongakushinden.com/docomo/dl/artist.pl?artistno&10038
ピアノは山形明朗さん。
http://orchestra.musicinfo.co.jp/~ycuorch/solist-akira.html
ヴィブラフォンの細川ひとみさん。
http://profile.ameba.jp/jasminhitomin/
そして、サックスの河西麻希さんです。
http://makisax.com/

オペラの名曲などのクラシックから、アドリブを利かせたジャズ演奏まで、
大変楽しく聞くことができました。
中でも私が感動したのは、日本の作曲家武満徹さんが谷川俊太郎さんの詩に心を揺さぶられて作曲したというこの歌。
「死んだ男の残したものは」です。
長谷川きよしさんはじめ多くの方に歌われている名曲、私も記憶にありましたので、歌詞を検索してみました。
携帯で直ぐ見つかりましたので、歌詞を見ながら演奏を聞くことができ、感動も一入でした。

「死んだ男の残したものは」

谷川俊太郎作詞・武満徹作曲

1.
死んだ男の残したものは
ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった
墓石ひとつ残さなかった

2.
死んだ女の残したものは
しおれた花とひとりの子ども
他には何も残さなかった
着もの一枚残さなかった

3.
死んだ子どもの残したものは
ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった
思い出ひとつ残さなかった

4.
死んだ兵士の残したものは
こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった
平和ひとつ残せなかった

5.
死んだかれらの残したものは
生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない
他には誰も残っていない

6.
死んだ歴史の残したものは
輝く今日とまた来るあした
他には何も残っていない
他には何も残っていない


反戦歌として名高いようですが、そういうイデオロギー的なものを抜きにしても心を打つ歌詞です。

国語教師として私が拘ったのはやはり4番ですね。
それまで「残さなかった」といっていたのが「残せなかった」に変わっている。
否応なく戦という流れに飲み込まれていった名もない男の悔しさ、怒りが伝わってくるような気がしました。

それでも、5番6番で「人は生き続けなければならないこと」「明日は必ず来るという希望」を語っているところに、
単なる反戦歌を超えたものがあると感じました。
いろいろな意味で有意義なコンサートでした。

夜は同じくFBのお友だちが主催する「異業種名刺交換会」へ。
いつもは平日の夜であり、前回の土曜日開催はあいにく台風で中止になったため、今回が初めてです。
人数は少なかったですが、お互いの仕事について報告する場を設けていただき、
私も企画している「働く女性のサポートシステム」についてプレゼンすることができました。
これもまた実りある時間でした。

いろいろとご縁が広がり、ただ楽しむだけではない仲間の輪が広がっていき、大変嬉しく思っております。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


次回セミナーのお知らせです。
11月13日(日)午後、日本の美しい言葉が斬新な角度から語られます。「音楽の先生」と「国語の先生」の初めてのコラボ企画が実現!!場所は浦和駅東口前。
http://www.holly-creative.com/freepage_12_1.html
テーマは「唱歌や童謡に見る日本の美しい言葉」です。
誰でも知っている日本の唱歌、童謡は美しい日本語の宝庫。
歌詞にこめられた意味を深く味わいながら、合唱しましょう。

こんなコンセプトでゆる~く開催いたします。
入場料はワンコイン(500円)を予定しております。
改めて告知ブログを書きますので、お待ちくださいませね。



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