自分の精神を摺り減らさないためにも心したい言葉です。
熱中小学校・萩明倫館の授業。
講師:中野 晴啓 先生
(前セゾン投信株式会社 代表取締役会長CEO・なかのアセットマネジメント 代表取締役社長)
演題:「衰退日本が目指す金融立国化とは?」
今回は投資の勉強でした。
それ以上に、私の中で響く言葉があったのです。
何気なく先生が口にした表題の格言。
フランスの哲学者、アランの『幸福論』に出てきます。
悲観主義は気分だが、
楽観主義は意志である
調べると、続きがありました。
およそ成り行き任せの人間は、
気分が滅入りがちだ。
悲観主義に浸って酔うことは、とても容易というもの。
楽観主義になるには、意志が必要だというのですね。
丁度SNSの騒動で色々思う所があった。
社会の問題点を針小棒大にでっちあげて扇動する人は今後も後を絶ちません。
手っ取り早く注目されて承認欲求を満たすことができるから。
読み手のこちらが対抗手段を得なくてはならないのです。
気分に振り回され悲観主義に酔う人のことを、続けてアランはこう書いています。
やがて苛立ち、憤怒にかられる
これ、SNSの騒動まんまじゃありませんか?
書かれている内容を鵜呑みにして騒ぐのではなく、ひと呼吸おいて対応することが大事であることを再確認できる授業でした。