あくまでも「道具」として扱うスタンスのようです。
熱中小学校・萩明倫館の第2回授業。
令和5年12月16日(第3土曜日)
< 俺の企画術 >
生駒大壱先生(株式会社旺文社 代表取締役会長)
前々回・前回はこちら。
少しお話の時間に余裕が出たことから、最近流行のAIについても話が及びました。
ChatGPTの使い方です。
どう対応しているのか、実演でお話ししてくださいました。
「人間はAIに取って代わられるのではないか?」
そんな懸念がよく挙げられていますが、必ずしもそうではない。
先生はおんぶにだっこの姿勢ではなく、あくまでも手がかり・ヒントの収集に徹していらっしゃるようです。
謝りの出力も非常に多いのだそうで、しれっとデタラメなことを書いてくる。
だから到底鵜呑みにできないそうです。
試しに、質問を入力。
観光客にアピールするために、
萩の売り文句を書いてください
すると1分するかしないかの間に、複数の案を出してくる。
すごいなあ。
ただ、私は同時に思った。
これ、別の都市に置き換えても話が通じるんじゃないの?
歴史の交差点を見に行こう
みたいなことが書いてあったんですよ。
でもそれ、それこそお隣の津和野でもいけるし、京都とか金沢みたいなメジャーな都市でも十分通用しますよね?
あくまでも形式やヒントを集めるためのものであって、AIそれ自体に何もかも委ねるものではないな。
最悪、「このコピー、他所でも見たよ」なんてなりかねません。
AI の技術は進化していくのかもしれません。
けれど、それほど悪いものになってはいかないのではないだろうか。
私は割と楽観的に捉えています。
生駒先生、興味深い話をありがとうございました。