1969年

 

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【キャンバス】

 

白いキャンバスにむかって

話しかけた

まぶしそうにみつめて

キャンバスからのぞくと

湖に 緑の樹が

揺れて写っている

筆をくわえて 言葉を載せた

風にもたれてあまえた返事を

一ツ 一ツ 刻み付けると

胸の 拡がった淡い世界に

まぶしいキャンバスの白が

いつまでもうれしかった

湖の青より

草野の緑より

まぶしい キャンバスの白が

 

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