父親は、8年前に93歳でなくなった。

水産加工・畜養業を営んでいた家の(私は)長男でありながら、

サラリーマンになった身でいつも感じていたのは、父親はライバルだったということだ。

 

何故ライバルか?

「父親に認められたい!」 ということだ。

父親と同じ道を歩むのであれば、「父を同等乃至は超える」ことが父親に認められる基準だが、

道が違うと難しい。

 

勝手に立てた目標は、「サラリーマンとしての地位」だ。

男子たるものほとんどの人は同じ思いを持っているのではないだろうか?!

 

個人情報がうるさく言われなかった頃の話だが、「紳士録」というものが発行されていた。

一部上場企業であれば、「部長」以上。官公庁では「課長」以上だ。

勿論、ラインの部長でありスタッフの部長ではない。

 

世の中の仕組みは時代とともに変わっていくが、

父親と男の子の関係・心情は不変のような気がする。