第86回選抜高等学校野球大会開会式・第3戦 | 高校野球万歳

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徒然に高校野球に関することをつづります。

「春は選抜と共にやってまいります! 」






何だかアナウンサーの喋りだしのようですね。








ということで、お彼岸に入った21日の選抜開会式の朝、お弁当6つを作って息子2人を車に載せて甲子園まで移動しました。先に球場に行って席を確保してくれていた相棒と落ち合い、中央特別自由席に座りました。























すでに車の中でお弁当一つ食べたかずさん、着いた途端に「お父さん、焼き鳥買いに行こう!」と。








そうなんです!かずさんは甲子園の焼き鳥大好物なんですが、私は一本350円と高すぎるので、いつも一本だけ!とうるさく言います。それでも、後からもう一本とまたもやうるさくはやし立てるので、最後にもう一本買ってやることが多いのですが、昨日は二人で焼き鳥を買いにいって、「焼き鳥5本、イカ焼き5本」と注文したらしく、大人買いして座席に帰ってきた時には相当驚きました(笑)合計幾らよと思わず計算してしまった貧乏性の私。








そして、焼き鳥二本とイカ焼き一本を食べた後、また、相棒が買って来たフランクフルト4本。あのね…お弁当作って来たのに、余るじゃないのと思いながら、私も美味しく頂きました。その後お昼ごろに、またもう一つのお弁当を食べて、3時にはもう一つのお弁当を半分食べて、今度は「きゅうりきゅうり」とうるさいかずさん。余りのうるささにまた、相棒とできゅうりの一本漬けを嬉しそうに買って来た。は~果てしなく続くかずさんの食欲。高い座席料金と高い焼き鳥代とお父さんのお財布軽くなったやろうなと長男は心配していましたが、次男はそんなことおかまいなしに、食べ続け、あまりにたくさん食べて、第三戦の履正社高校対小山台高校の時には座席で寝てしまったかずさんでした。








おっとっと、かずさんの「食欲の話」を書くためにこの記事を書いているのではありません。













人生初めての選抜の開会式を見たのです。爆竹とともに旗がばっ~と出てくるのも知らなかったし、皆さんの挨拶が長いのも初体験。長~い挨拶の後、一糸乱れぬ直立不動の高校生の姿には感心しました。それぞれの学校のすばらしい行進の様子にほんとうに春の到来を感じるのでありました。








第一試合が始まると、大勢のスーツを着た若者が銀傘の一番上に座りました。相棒が「アナウンサーの練習。夏の甲子園のアナウンス部の人達が練習するのだよ」と教えてくれました。なるほど、しばらくすると「ピッチャー第1球を投げました。」とか「バッターは○○。県大会では○本のホームランを打ち・・・」などと良く通る声が聞こえてきました。








また、バックネット裏のある場所にはスカウトさんが集結。あっちの固まりがロッテのスカウト、あっちが阪神の方たち・・・などと、これも相棒に教えられて、ふ~んとうなずくこと多々。だいたいスカウトの方たちって、グランドコート着て、真っ黒に日焼けして、眼光鋭く、がたいも大きい人たちばかり。結構怖そう~な軍団に見えてしまいがちですが・・・。ほんとうに優しい方もあり、長男はお一人のスカウトさんに以前からお願いしていたある選手の方のサイン入り色紙をもらって大喜び。一日中テンションが高い日となりました。








そのほかにも、いろいろ光景が夏とは違い、またアルプススタンドとも違う甲子園。家族で初めて観戦した甲子園、とても印象に残る日となりました。








で、お目当ての第三試合。ふ~履正社高校に満塁ホームランが登場して、試合の流れはずっと履正社へと。最後の九回に内安打が一本生まれた時には勝ったかのような黄色で埋め尽くされた三塁アルプス応援団。すごい応援でした。小山台のエース伊藤くんにとってはほんとうにつらい甲子園デビューとなりましたが、コーナーに決まる球には非常に良いものがあるだけに、夏に向けて仲間たちと切磋琢磨していってほしいと思います。























自宅に帰ってきたら、先に帰っていた娘が「てんちゃんの弟さん、満塁ホームラン打たはったやろ~」と。













あ・・・・・・そうでした。辻選手のお兄さんは娘と同じ高校の先輩でした。お父さんは則本選手の少年野球の時の指導者。きっと喜んでいらっしゃるだろうなと思いつつ、余るかと思った6つのお弁当のうち、かずさんの食べた3つのお弁当箱、相棒の食べた2つのお弁当箱、そして長男が食べた1つのお弁当箱を片付けたあと、ぐっすりと眠りについた次第です。みんなお弁当箱、きれいに完食でした。








これから毎日、激戦が始まりますね。仕事をしていてもソワソワの日々となりますね。