【NVC】息子が「気付き」を知ったとき | 自分で癒やすこと 〜モドルミチ〜

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生きづらさ、苦しみ、不安、焦燥感、罪悪感と一緒に。

こんにちは

さとみです付けまつげ



今日、長男(小6)に

NVC(非暴力コミュニケーション)の本の一部を読んで聞かせてみました。


 

 


きっかけは

一人のクラスメイトから

嫌なことを毎度言われるということ。



「今日は何を言われたのか」を聞くと

・言われたこと

・言われそうに思うこと

・前にあったこと

・「あいつはこうなんだ」という訴え

・恨みつらみ



主語は曖昧に

たくさんの情報が一緒くたになって

吐き出されました。



「思い込み」と「実際にあったこと」を

分けて整理するスキル

私自身がトレーニングを必要としていますが

息子にも時期が来たら伝えてみたいと思っていました。



一通り話を聞いてから

・これは起きてないけど起こりそうだと、息子が、思っていることだね。

・これは実際に言われたことだね。



例えば本人や先生に

伝えるときには、

「事実」だけを選んで伝えられると

自分の目的

(嫌なことを言われたくない)を

達成しやすいんだよ。



そんなことを伝えると。



「あぁ分かったよ。」

の後に

「ごめんなさーい。」と言って

トイレに入っていきました。



そうやって

分けて話ができなくてごめんよ。



そう思ったのかなと思い。

いや、話が長くなりそうだから謝っとけパターンかもしれないが。。。



しばらく時間をあけてから

15分、時間をもらい

本のある部分を

聞いてもらいました。



著者のマーシャル・ローゼンバーグ博士が

ある学校の教師たちと

校長の対立関係の改善を

サポートしたときの話の部分にしました。



マーシャルが

教師たちに

「校長の行動の何が気に入らないのか」

質問をするのですが



かなり長い時間

相談者の教師たちは

「校長の行動」ではなく

「校長がどういう人か」を

回答します。



「おしゃべりがすぎる」

「自分だけが知性を備えていると思っている」



そのたびに

マーシャルは

「それは診断です、私は校長が何をするのかを聞いています」と

繰り返します。



教師たちは

言われていることは理解するものの

「あぁ難しい」

「頭に浮かぶのは診断ばかりだ」と

困惑し、マーシャルのサポートを受けて最終的に「校長の行動」を回答することができた。



そういう一節

ページにしてわずか2ページですが

読み聞かせてみました。



大人、ましてや

いつも自分たちに教えてくれる

身近な「先生の集団」であっても

ソレをやるのは難しいのだ。



登場人物の身近さから

多少興味を引いたようで

スッと入ったように見えました。



感想を聞くと

「大人でも難しいんだと思ったー」

棒読みなフレーズが返ってきました。



じゃあちょっと

エクササイズをやってみようかと。

初・息子とワーク。



例のクラスメイトを思い浮かべ。

「彼のどんな行動が自分の人生を素晴らしいものにしていないのか」

考えてもらいました。



「あいつが悪口を言ってくることが、オレの人生を素晴らしくしていない」と即答。



おぉ、いいぞ。



では、今言葉にできた内容に

評価や診断は入っていないだろうか?

もし入っている場合は言い換えることはできるだろうか?



次のエクササイズを

投げかけました。



うーーん、、と考えて

「入ってない」と息子が返答。

「悪口言われるのは本当だから」



まぁ確かにこれといった

分かりやすい思い込みは入ってないか…?

ん…でもな?と引っ掛かり。



口ってさ、同じこと言われても口って思う人と、思わない人と、いるかもだよね」

と口にしてみると。



息子の顔がパッとして。



「あ!!分かった!『悪口言ってくること』、じゃなくて、『バカって言ってくること』だ!!」



ソレじゃんーーー拍手



ひらめいたときの顔って

いいですねー。



「そっか!『悪口言ってくんな』って言うと、『は?悪口?言ってませんけど??』とか言われそうだけど、『バカって言ってくんな』って言った方がいいんだな」



そういう解釈に

つながったようです。



まぁ、せっかくひらめいてるから

細かいところはもういいか。



すぐ熱弁したくなっちゃうから

そこは、さくっとやめておきました(笑)



一つの気付き。



その気付きの心地よさ。



覚えていてくれたらいいなー電球



「勉強になったぁー」

「面白かったぁー」という

ヒラメキ後の感想は

素直な楽しさが感じられました。



シメシメ。

またそのうち。



今度はどこかの国のある幼稚園では

教育にNVCが取り入れられていて

子ども同士のトラブルの「調停」を

自然に子どもがやっている。

「調停(ミディエーション)」のための

スペースもあるって話があったはずなので、その部分を聞かせたいな。



先生でも難しい

の次は

幼稚園児でも習慣にするとできちゃう

という驚きを飛び出すハート



どのへんだったか、見つからない。

から、こっちの本かもしれないな(笑)

探しておこうっとむらさき音符



 




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