カツオくん(小5) | 自分で癒やすこと 〜モドルミチ〜

自分で癒やすこと 〜モドルミチ〜

本来の自分にもどるため
心の奥底に光を当てるため
感性を取り戻すため
今ここで日々を生きるため
人とつながるため
自分で癒やしていく。
生きづらさ、苦しみ、不安、焦燥感、罪悪感と一緒に。

こんにちは付けまつげ



サザエさんの弟のカツオくん(11)



彼、魅力的だなぁと思います。



よく回りを見ている。

よく気がつく。

状況の何が自分にとって好都合なのかを見きわめている。

どう振る舞うことが全体最適なのかをとっさに判断している。



大人がカツオくんを

コントロールしようとすると



カツオくんは

コントロールされそうになっていることにすぐ気がつくし、すり抜けるための策を、なんだか楽しそうに考えて実行する。



大人、タジタジ。



バカもーーーん!!

廊下にたっとれーーーー!!



カミナリを落とされても

廊下に立たされても



なぜ、カツオくんは

ひょうひょうと、また楽しいことを考えられるのだろう。



そんなカツオくんを

全面的な信頼の眼差しで見守る

花沢不動産の経営者とその娘。



親父や教師が

頭ごなしに怒鳴ったりする傍ら

彼の資質を宝だと見ている人もいる。



好きにおやりなさい

君は素晴らしい

ハッハッハ



カツオくん自身も

知っているのだろうか。



時と場所と立場の違いで

怒られたり

怒られなかったり

むしろ褒められたりする。



大人の評価というものは

それほど重要ではないということ。



カツオくんの周りには

たくさん、立場や視点の違う大人がいて

マスオさんも

伊佐坂先生ご一家も

ノリスケ叔父さんも

裏のおじいちゃんおばあちゃんも

三河屋さんも

日々、関わりながら暮らしている。



学校という場所も

学校という場所で与えられる評価も

カツオくんにとっては

生活のほんの一部分に見える。



カツオくんに

もしも学校と家しかなかったら。

先生と両親以外に、大人との関わりが

あまりなかったら。



先生も親も

常識、ルール、マナー

やるべきこと

できなきゃならないこと

やってはいけないことを

特に強調しながら

カツオくんに日々接していたら。



カツオくんらしさって

どうなるだろう。



ちょっとカツオくんぽくもあり

抑圧されがちな環境にいるよなぁと思える、

小5長男に重ねて思うのであった。



言われたんだよな。

5年くらい前、ファミレスでたまたま

長男と会話をしてくれたおじさまに。



お母さん、この子は大物だ

大切なのは抑圧しないことだ



なんだか心に残っているのです。